『まつゆう*をつくる38の事柄』 | fashion bible 宮田理江

Twitter33万人、Instagram23万人が注目するmedia icon(メディア・アイコン)として多彩に活躍中のまつゆう*さんの初のエッセイ本が出版されました。

この本は、まつゆう*の半生が４つのチャプター、３８のストーリーでつづられていて、今の「まつゆう*」ができるまでがわかります。とりわけ、各ストーリーの最後にある「HAPPY KEY POINT」は大事な読みどころ。「マイナス要素をポジティブに変える」「好奇心があれば口に出し行動に起こす」「ひとつのことをやり続ける」「人と比べない」「コンプレックスをチャームポイントに」「自分の個性を大事に」などのメッセージに共感しつつ、励ましや元気をもらえます。スキンケアに関するところも興味津々でした（だからあんなにお肌がきれいなんだわと、うらやましく納得）。

本の中にはたくさんの事柄が書かれていましたが、中でも個人的に印象的だったのが、映画に関すること。映画が好きでたくさん見てきたまつゆう*だけに、いやなことがあったときは、映画に例えるという発想に興味をひかれました。いい映画は紆余曲折があって最後いい感じに終わる・・・というそんな流れを人生に例える発想は、何て素敵な考え方だろう、参考にしたいと感じました。ファッションに関しても映画から好きなスタイルを導いているところにオリジナリティを感じます。だからトレンドに流されないで自分スタイルをちゃんと持っているのでしょう。

読んだ人それぞれの「HAPPY KEY POINT」が見つかる本です。