「舘鼻則孝:面目と続行」展(たてはなのりたか:めんぼくとぞっこう)

舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

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舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

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先日、「舘鼻則孝:面目と続行」展(たてはなのりたか:めんぼくとぞっこう)のレセプションが開催され、行ってきました。会場は、和敬塾本館(旧細川侯爵邸) 。昭和初期の華族邸宅だそうで、文化財として保存されています。靴を脱ぎ、スリッパに履きかえて館内へ。英国チューダー様式を基調に卍崩しが取り入れられた玄関ホールを通って2階に上がると、和室がいくつかあります。それぞれの室内にふさわしい舘鼻さんの作品が展示されていました。

「舘鼻則孝:面目と続行」は、2010~15年の間に制作された、代表的なシリーズから構成されています。花魁(おいらん)が履く高下駄から着想を得たという、かかとがない靴の「ヒールレスシューズ」や、同じく下駄がベースで、極端に厚底の「フローティングワールド」に加え、真ちゅう製の骸骨、アクリルの彫刻ブーツなど、新作と未発表作品を合わせて約30点が展示されました。「アワビ貝の螺鈿細工と漆によるかんざしの彫刻」は、舘鼻氏が大学時代に研究していた花魁文化から影響を受けて生まれた物で、富山県高岡市の武蔵川工房と創ったそうです。

先日、NHKで放送された『SWITCHインタビュー 達人達』では俳優・オダギリジョーさんがインタビューを申し入れ、舘鼻氏から興味深いエピソードや創作哲学を引き出していました。「誰かとコミュニケーションする手段としてのもの作り」という言葉が心に残りました。逆に質問する立場となった場面では、舘鼻氏もオダギリさんの内側に深く切り込んでいて、お二人ともとても素敵な表情を見せていました。日本固有の文化や歴史を種火に、冒険心や批評精神を加えて炎を大きくし、モダンで挑戦的な作品を生み出す舘鼻氏のアーティスト精神にあらためてリスペクトを覚えました。趣深い場所で意義深い作品に触れることができました。

舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

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舘鼻則孝NORITAKA TATEHANA

 

NORITAKA TATEHANA
http://noritakatatehana.com/

和敬塾本館
http://www.wakei.org/honkan/

I went to the reception of an exhibition “NORITAKA TATEHANA”. The hall is the Wakeijuku – A male university students dormitory in Tokyo.. Seemingly I am the nobility residence in early stages of Showa, and am saved as cultural assets. an exhibition is consist of typical series made in 2010 – 15 years.

 

 

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