(2005/6/17)女性専用車両

ゴールデンウイーク明けの5月9日から、東京を走る地下鉄に女性専用車両がデビューしました。女性専用車両が登場したのは、東急田園都市線や東京メトロ半蔵門線の一部列車です。

 時間は始発から午前9時30分までのラッシュの時間帯です。最近、たまたまこの時間帯に乗る機会があり、女性専用車両を選んで乗ってみました。

 車両に足を踏み入れた瞬間、右も左も女性ばかりで、不思議な感じがしました。ラッシュの時間帯ということもあり、車内は混み合っています。でも、どこを見回しても女性ばかりです。

 しばらくすると、目が慣れ、だんだん心地よくなってきました。混み合った電車で見ず知らずの男性との密着感がないのは、精神的に楽です。朝の通勤ラッシュの精神的苦痛が和らぎます。

 苦痛を生む最大の理由は「痴漢」です。すべての男性を痴漢であるかのような扱いをする気は毛頭ありません。ただ、残念なことに実際に存在するので、女性が「自分を守りたい」と思うのは、当然で仕方のないことなのです。

 「電車で痴漢に遭うような格好をしているのが悪いんだ」と大っぴらに口にする男性もいます。夫でも恋人でもない男性の手で身体をなで回されることの不愉快さを、被害者のファッションのせいにするデリカシーのなさには、正直、がっかりします。駅のホームのポスターに書かれている通り、「痴漢は犯罪です」。

 男性の間からは「男性への逆差別は許されない」という声が上がっていて、「女性専用車両に反対する会」もあるみたいですが、朝の短い時間で、しかも1車両だけですから、そんなにキリキリして欲しくないものです。実際のところ、利用している女性の大半は喜んでいるように見えますし、男性との密着が気にならない女性は女性専用車両を選んでまで乗ろうとはせず、通常の車両に乗っているわけですから。

 私はこの車両を作ってくれたことに感謝しています。

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