(2005/3/1) 銀座のビルに見る栄枯盛衰

フランスのブランド「セリーヌ」の路面店が4月、東京・銀座の並木通り沿いにオープンします。この場所はかつて同じLVJグループの「クリスチャンディオール」があった所です。

 銀座にはこのところ、相次いでブランド企業が進出しています。2004年12月にオープンしたシャネルビルは旧ダイエー銀座ビルを建て替えたもの。ダイエーはこの場所で映画キャラクター商品の専門店「ワーナー・ブラザーズ・スタジオストア」を営業していました。

 ダイエーが買う前は「銀座カネボウビル」で、カネボウの持ち物でした。そのカネボウもダイエーも今ではともに産業再生機構のご厄介になって再建途上にあるのは不思議な因縁です。

 「プラダ」は2003年春、銀座の中央通りに路面店を開きました。この場所はフランスの化粧品店「セフォラ」が撤退した跡地。米国ブランド「コーチ」は銀座の晴海通りに旗艦店をオープン。ここは英国のドラッグストア「ブーツ」が撤退した場所です。

 プロ野球球団を手放した近畿日本鉄道グループは2003年、銀座4丁目交差点に近い、晴海通りに面した「銀座近鉄ビル」を売却しています。買い取ったのは、グッチグループジャパン。晴海通りを挟んで「エルメス」「コーチ」の旗艦店と向かい合う位置にあり、すぐ横には2004年末に「エミリオ・プッチ」の路面店がオープンしたばかりです。日本一のショッピングエリア、銀座の町並みはそのままブランドの栄枯盛衰を物語っているかのようです。

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