(2005/3/15) ニューヨーク・ナイトライフ

東京も眠らない街ですが、ニューヨークはさらに眠らない街です。

 東京にいると、終電の時間や翌日の仕事を考え、「そろそろ寝なきゃ」と思って帰宅しますが、ニューヨークでは不思議と、そんな気持ちになれません。以前、ニューヨークに住んでいたときもそうでしたが、今回もやはりナイトライフは楽しめました。地下鉄は24時間走っているし、タクシーは捕まるし。

 そして何と言っても、大人がナイトライフを楽しんでいること。以前、マンハッタンの平均年齢が36歳って聞いたことがありますが、ニューヨークでは大人が多いです。

 さらにチェルシー地区にはおしゃれなゲイがたくさん居ます。ゲイの人たちってとってもファッショナブルでやさしい。話も楽しいし。私は毎週土曜日にチェルシーにあるクラブ「XL(エクセル) Bar & Lounge」に通っていました。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」でも撮影に使われたことのあるクラブです。ちなみにここには「セックス・イン・ザ・シティ」というオリジナルカクテルがあります。

 行くきっかけになったのは、知人が毎週土曜日にここでDJをしているから。プロデューサー、リミキサー、DJであるGomiさんは、バークレー音楽院で音楽の基礎をきっちりと学んだ後、ニューヨークのクラブシーンでハウスサウンドに肌で接してきました。最先端のテクノロジーと生演奏の良さをミックスできる才能を持っているGomiさんのサウンドはラグジュアリーでゴージャスです。

 数々の有名アーティストの作品を手がけてきました。手がけたミュージシャンはマライア・キャリー(MARIAH CAREY)、マドンナ(MADONNA)、ジャネット・ジャクソン(JANET JACKSON)、セリーヌ・ディオン(CELINE DION)、スティービー・ワンダー(STEVIE WONDER)、エルトン・ジョン(ELTON JOHN)と、そうそうたる顔ぶれです。

 私は、音楽は基本的にはロック系が好きですが、クラブではなぜかハウスのほうが盛り上がります。最初はあまりにディープな世界でびっくりしましたが、すぐとけ込んでしまいました。バーテンの人たちもとてもかっこいい(でもゲイ・・・)。

 普通のダンスクラブではなく、ラウンジ系のクラブなので、素敵な音楽を聴きながら、踊りたい人は踊り、おしゃべりしたい人は会話を楽しむという、大人っぽいおしゃれな空間です。初めての人同士でもファッションや音楽の話で盛り上がったりできます。

 今回のニューヨーク出張の土曜日の夜、久しぶりに覗いてみたら、Gomiさんは健在。お客の入りも満員で、盛り上がっていました。日本ではなかなかGomiさんのプレイは聞けないので、ニューヨークに行く機会があれば、足を運んでみることをおすすめします。

[関連リンク]
DJ Gomi
・Gomiさんが「XL」でDJを担当しているのは、毎週土曜日の午後9~午前4時。「XL Bar & Lounge」の住所は下記の通りです。
357 West 16th Street
New York, New York 10011
電話212-995-1400

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