JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

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JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

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JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

JIL SANDER(ジル・サンダー)2017年春夏コレクション

「JIL SANDER(ジル・サンダー)」のRodolfo Paglialunga(ロドルフォ・パリアルンガ)氏は2017年春夏コレクションで量感と戯れました。ファーストルックからひねりが利いています。肩を大きく角張らせたピンストライプのスカートスーツで幕開け。1980年代のパワードレッシングを思い起こさせる力強いシルエットです。

肩に加え、袖にもボリュームを持たせています。モードシーンで勢いづく「スーパーロング袖」のほか、過剰に太い袖や、ふくらみに起伏を与えた袖など、ダイナミックな着姿を提案。ルーミーなシルエットに朗らかさとウィットを忍び込ませました。

中盤からは無地のセットアップ、ワンピースが主役に。ディテールではプリーツを押し出しました。スリットを施して、動きを引き立てています。ブランドの持ち味とされる、余計な飾り気を遠ざける「ミニマル」はベーシックなフォルムに宿しつつ、自然なドレープや不ぞろいのふくらみで、いたずらっぽい表情を寄り添わせています。

クリームやペールグレーが静かな風情を生んで、ピーチやパンプキン、コッパーが色調に深みをもたらしています。基本的にタイトなフォルムを軸に据えるながら、肩や袖のトリッキーなボリューム感がユーモラスな気分を乗せて、「しゃれ」の分かる大人の装いに仕上げています。

JIL SANDER
jilsander.com/jp

 

 

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