VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)2017-18秋冬NYコレクション

「VIVIENNE TAM(ヴィヴィアン タム)」はニューヨーク・ファッションウイーク中の2017年2月15日、スカイライト・クラークソン・スクエアで17-18年秋冬コレクションを発表しました。今回のインスピレーションソースとなったのは、中国の香港。ちょうど20年前の1997年に英国から返還された香港。その節目に当たって、香港のエネルギーやナイトライフをモードに写し込んでいます。

観光名所としての有名な香港のネオン装飾を、カラフルな色使いで装いに取り入れました。つややかなメタリック生地やベルベットにまばゆい色を重ね合わせ、パワフルな着姿に仕上げています。フーシャ、グリーン、パープルなどの強い色が響き合います。

左右非対称なアシンメトリーシルエットを多用。装いを揺さぶりました。異なる表情の布をパッチワーク風につなぎ合わせ、表情を深くしています。ボマージャケット風のブルゾンは袖で素材を切り替えて、複数のムードを帯びさせました。

英国調の格子柄を何種類も組み合わせて、ブリティッシュ気分を呼び込みました。返還後も英国文化を遺す香港を思わせるディテール。繰り返し登場した生地の切り替えにも、「1国2制度」の下にある現在や、東洋と西洋のカルチャーが交差する香港らしさがうかがえます。

服の構造を解体するかのようなアプローチがスリリングでダイナミックな着姿に導きました。袖に過剰なボリュームを与えたり、トップスの肩を張ったり。あちこちに細かいしわを寄せて、複雑な風合いを醸し出しています。

香港という絶好の題材を得て、文化のミックスをカラーリッチにうたい上げています。多様性が重要テーマになった今回のNYコレクションで、アジア出身デザイナーがファッションとして描いた「香港」はその複雑な成り立ちにふさわしい奥行きときらびやかさをまとっていました。

 

Vivienne Tam | Fall Winter 2017/2018 Full Fashion Show

 

 

 

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◆グラム 宮田理江の「ファッションeye」更新中

◆アパログ 宮田理江の「おしゃれhack」更新中

 

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