「KENZO(ケンゾー)」2018年春夏メンズ&ウィメンズコレクション ミューズは2人の日本人

「KENZO(ケンゾー)」2018年春夏メンズ&ウィメンズコレクション

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「KENZO(ケンゾー)」2018年春夏メンズ&ウィメンズコレクション

「KENZO(ケンゾー)」は6月25日、パリで、2018年春夏メンズ&ウィメンズコレクションのショーを開催しました。18年春夏コレクションを作るにあたり、デザイナーの2人がミューズに選んだのはどちらも日本人の坂本龍一と山口小夜子。坂本はエレクトロミュージックの先駆者。スーパーモデルの山口は「KENZO」創始者の高田賢三氏のミューズでした。

ウィメンズコレクションはクラッシング・ストライプとフローラルで構成。ペイズリー柄のスカートはレーシングTシャツに合わせ、クレーブ地のラッフルドレスは、ジャカードのコートと組み合わせています。メンズライクなテーラードエレメントには、大胆でフェミニンなダスティーピンク色のメタリック・シルクやサテンでコントラストを与えました。リバーシブルのレインコートはクラシックなトレンチスタイルやハイ・グロス素材で登場。グラフィカルなスカートとトップスには、オーガンジー素材のベビーブルー、ビビッドイエロー、フューシャトランスペアレントをレイヤードしています。

メンズコレクションのスタイルは昔の坂本を思い起こさせます。ブリティッシュ・テーラリングとプロ野球、ストロングなショルダーラインとハイウエストのコラージュ。50年代のベースボールトラウザーと、アルバムカバーのグラフィックを施したTシャツのコンビネーション。坂本が自ら提供してくれた特別なプリントは、ペイズリーとストライプのトラウザーとトップスに合わせました。

ウィメンズのアクセサリーは、フラワーモチーフのアップリケが施されたベルト、チョーカー、そして様々なマテリアルをメランジしたサンダル。ボール状の留め具が特徴的な新型トートバッグ”「GYOZA」は、ビビッドネオン、ストライプ、パテントレザーでデビューします。

メンズのトレンチ・ベルトはトラウザーにアタッチされていたり、エキストラロング丈であったり。マイクロ・ジムバッグはレザーとナイロンのコンビネーション。フラット・ソールのブーツやサンダルは、クロップ丈のトラウザーに合わせることが提案されています。

日本のカタカナや和柄をモチーフに生かす動きはしばらく前から勢いづいています。今回はさらに先に進んで、日本の有名人をミューズに据えて、さすがのバランス感覚で「クロスカルチャー」のテイストに仕上げています。

KENZO
https://www.kenzo.com/

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