カナダ・モントリオールコレクションから昨夜帰国しました~[E:airplane]。向こうはマイナス2度と寒かったです[E:penguin]。そして時差も真逆。休む間もなく、本日から2010年春夏「東京コレクション・ウィーク」(東コレ)が開幕しました。ついては、すみません、カナダ・ファッションはまた改めて後日ご報告させていただきます☆
■motonari ono(モトナリオノ)
レース、チュール、シフォン、ランジェリーと、アダルト&フェミニンムード満載。ランジェリーの要素がいっぱい取り入られ、甘めセクシーにタイトスカートやショートパンツにはガーターベルトも。
つるんとしたサテン素材のセクシーなワンピの上に、チュール素材をふんわり重ねた、新ボリューミーシルエットが印象的。ツンと突き上がった肩パッド入りジャケット、レースのグローブ、極太コルセット風ベルト、レースで包まれたクリスタルが付いた魅せる肩パッドなど、ヒットしそうなアイテムが続々お目見え。
■garconshinois(ギャルソンシノワ)
フリル、レース、チュールと、こちらもフェミニン&ロマンティックムード。それをカジュアルなスポーツテイストのパンツフォルムや、レインコート、トレンチコート風のアイテムに落とし込んで。キャッチーなのは「amane(アマネ)」のレインブーツとのコラボ。リボンやフォルテシモモチーフをあしらったデザインのキュートな長靴と合わせて。タンクトップにチュール付きバルーンスカートの組み合わせなどもキュート。
■TAKUMI HATAKEYAMA(タクミハタケヤマ)
ドレスアップをもっとデイリーにというテーマの通り、ウエディングドレスを思わせるボリュームいっぱいのデコラティブなドレスやラブリーなブラウスが前後逆に着られる2wayになっていたり、光沢のある素材はリネンに箔プリントだったりと、ラフに落とし込んだアイデアフルな作品が揃った。ふんわりシルエットのドレスもギンガムチェックでカジュアルに。
■JUNYA TASHIRO(ジュンヤタシロ)
しわ加工されたナチュラル素材を中心に、エクリュやホワイトカラーで全身レイヤード。そこにオブラートで包むように、メッシュやチュールを使って素材を重ね合わせた。上半身はナローなシルエットで、ボトムはスカートに何段ものラッフルスカートでボリュームを。フリルいっぱい&バルーンスカート、トップスはやわらかい素材でも、ナポレオン風ジャケットやメンズ風シャツのシルエットで甘く魅せすぎないように。
■Hidenobu Yasui(ヒデノブヤスイ)
薄いグレーや、ベージュに近いカーキなど、控えめな色使い。ミニマムなコート風ワンピ、シャツ+巻きスカート風タイトスカートといった、シンプルでも繊細なディテール使いが光る。アシンメトリーなスカートやワンピはよく見るとバッグがついたデザインだった。肩からチェーンになってぶら下がったバッグが実はスカートやワンピース自体についていたり、どこかだまし絵的なテクニックがシュルレアリズム風で知的ユニーク。
■DRESS33(ドレス33)
ビニールやフィルムなどのハイテク素材が放つ華やかさやつややかさを前面に打ち出したダイナミックなコレクション。実はビニールに見えるように素材加工を施したものが多いのだそう。バルーンやパフスリーブ、ラッフルなど、ボリューム満点の装飾に、キラキラ素材が加わり、「デコ服」のオンパレード。片側だけフェザーをたくさん付けたり、肩部分だけフェザーで盛ったり。ツンと突き上がったショルダー、片袖だけないダイナミックなワンショルダードレスなどのスペクタルな服を披露。
■fur fur(ファー ファー)
フリルたっぷりのボリューミーシルエットで毎回独自の世界に引きこむコレクション。このブランドお得意の古着やボロ布を使ったリメーク物が多く現れた。ナイロンジャンパーをパッチワークして作り直したり、Tシャツを切り裂いてアレンジしたり、ミリタリーコートをリメイクしてたくさんのフリルをあしらったり。ハンドクラフトにグランジがミックスされた息づかいが楽しい。エドツワキ氏がイラストを描いたTシャツも登場。