「JIL SANDER（ジル・サンダー）」の新クリエイティブディレクターに就任したルーシー＆ルーク・メイヤー（Lucie Meier & Luke Meier）による初のコレクションが6月21日、イタリアのミラノで発表されました。２人は夫婦です。今回発表されたのは、ウィメンズの2018年リゾートコレクションと2018年春夏メンズコレクションです。
最初のコレクションは、ジル・サンダーの美学を再確認するコレクションとなりました。慣れ親しんだアイテムを残しつつ、進化させています。白いシャツの反復、一分の隙も無いスタンダードとしてのテーラリング、マスキュリンとフェミニンの融合の傾向、流線型の頑丈なアクセサリーなどが見て取れます。
ラウンドのポプリンシャツや構築的なジャケットなどが登場。ボンデッドのストライプジャガード・ジャケットも提案されました。カラーブロックのスパンコールのネックレス、キルトのコルセットベルトなどのデコラティブなディテールも示されています。薄いナイロンのTシャツにはシンプルな太いロゴが戻ってきました。
ルーシー・メイヤー氏はルイ・ヴィトン、バレンシアガ、ディオールで経験を積み、ラフ・シモンズ氏の退任後はディオールの共同クリエイティブ・ディレクターを務めました。ルーク・メイヤー氏はメンズブランドのOAMCを共同設立者として立ち上げています。ブランドのエッセンスを継承しながらもさらに先へ進むアプローチを見せた２人は、ミニマルの代名詞的な存在とされてきたブランドに新たな魅力を加えてくれそうです。
JIL SANDER
http://store.jilsander.com/jp
