ジョナサン・アンダーソン、山田優
ジョナサン・アンダーソン、滝沢眞規子
松井愛莉
新木優子
「LOEWE（ロエベ）」は伊勢丹新宿店でポップアップ・ストアを開催中です（期間は11月16日～11月21日まで）。このポップアップ・ストアに合わせてロエベのクリエイティブ ディレクターを務めているジョナサン・アンダーソン氏が16日に来場しました。今回のポップアップ・ストアの会場は伊勢丹新宿店本館１階＝ザ・ステージです。
アンダーソン氏が来場したオープニングイベントには山田優さん、滝沢眞規子さん、新木優子さん、松井愛莉さんらも来場しました。19世紀英国のウィリアム・モリス（William Morris、 1834～96年）に着想を得たカプセルコレクションが全国のロエベブティックで販売されていて、こちらのポップアップ・ストアでも取り扱われています。
モリスはアーティスト、詩人、テキスタイルデザイナー、生活工芸作家など、いくつもの顔を持つ多彩な表現者でした。植物をはじめとする自然からインスピレーションを得る作風で知られ、モダンデザインの創始者であり、「アーツ＆クラフツ運動」の提唱者でもありました。
今回のコラボではアンダーソン氏がモリス商会のアーカイブにアクセスする許可を特別に受けたうえで、オリジナルプリントを選び出しました。選ばれた４種類のプリント柄は「いちご泥棒（Strawberry Thief）」「フォレスト（Forest）」「アカンサス（Acanthus）」「ハニーサックル（Honeysuckle）」。これらのプリント柄がメンズとウィメンズのアイテムに写し込まれました。
ロエベのデザインチームはスカーフやブローチ、バックパックにこれらのデザインを生かし、ジャケット、ジーンズ、Ｔシャツ、ドレス、バッグ、アクセサリー類などからなるカプセルコレクションに仕上げています。バイカージャケットやトートバッグも用意されました。
来日インタビューではアンダーソン氏が「今回のコラボはパンク精神をミックスしている。ウィリアム・モリスの反逆精神はパンクに通じるものがあると感じた」と述べたのが印象的でした。マルクスに傾倒したモリス、英国生まれのパンクムーブメントの共通点に着目して、自らのクリエーションとねじり合わせたセンスが素敵です。店内のマネキンのパンクスタイルヘアが物語っています。両者の世界が融合した魅力的な空間となっています。
東京・六本木の「21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3」では、ロエベの「インターナショナル クラフト プライズ」展も開催されています。新宿のポップアップ・ストアと続けて巡れば、時代を超えたロエベのクリーションマインドに触れることができそうです。モリスのアーカイブ柄を使ったスマートフォン用壁紙がダウンロードできる期間限定サービスも用意されていて、スマホをモリス柄で彩ることもできます。
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LOEWE
www.loewe.com
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