2006年3月から、HELMUT LANGのデザイナーに就任した、
Michael Colovos(マイケル・コロボス)とNicole Colovos(ニコル・コロボス)夫妻が展開するコレクションの展示会に行って来ました。
マイケル氏は、イラストレーターの経験もあり、ニコル氏はハーパーズ・バザー誌のエディター出身。二人は結婚後、デニムブランド「Habitual」を創始。
2006年秋冬コレクションで「Habitual」のデザイナーを退任し、現在に至る。
新生HELMUT LANGのコレクションは、過去のHELMUT LANGへのオマージュを表しています。90年代にブレイクしたコレクションの代表とされるミニマリズムは革新的でした。それをきちんと敬意し、達成しているコレクションでした。
カッティングの技術、構築的なデザイン、細かいディテール使いなどが印象的でした。
特に、私が気に入ったのは、写真のジャケット&パンツのシルエットです。
「スラウッチースキニー」という新しいシルエットのパンツで、「ややゆったり目」のスキニーパンツです。股の部分やヒップの部分がゆるっとしたルーズなシルエットなのに、レッグラインはスキニーです。
そして、ジャケットも細身のアームホールとシングルボタンで留めた部分は、フィットしていますが、身頃はゆったりとしてふんわりしたシルエットです。
この意外性なシルエットが絶妙なバランスで、欲しい!と思ってしまいました☆