「ALEXANDER McQUEEN(アレキサンダー・マックイーン)」は2020年1月12日、2020-21年秋冬コレクションをミラノ・メンズ・ファッションウィークで発表しました。
ダブルブレストのオーバーコートとテーラードスーツは、岩や石、そして鉱物より着想を得ています。フリントグレーとコールブラックのド
グレーのシャークスキンモヘアとブラックウールのコートとジャケットは生地を継ぎ合わせることで、ミリタリーハーネスのラインをより強調。キャメルのオーバーコートには、クラシカルなミリタリーコートからインスピレーションを受けたパネルが伝統的なテーラリング技術によって施されています。
アレキサンダー・マックイーンのスタジオで手描きされたブラ
レザーのコートは、“ビートリング”と呼ばれる技術を採用。この技術が唯一残されているアイルランド
ウールとモヘアのオーバーサイズニットは、抽象的なマークメイキング、スカル、拡大したアーガイルモチーフが特徴的です。ストーンとホワイトのオーバーオールは、手描きのスカルがプリントされ、その上からシルバーやゴールドの糸で刺繍されています。
レザーのモータークロスジャケットとパンツには、コントラストとしてキルティングパネルが施されています。シルクウールのスーツとコートは、ヘンリー・ムーア財団の協力により1928年に発表された彼のアートワーク“Three-Quarter Figure”を再現したプリントが施されています。トロンプルイユのダブル リバース タキシードジャケットは、共地のパンツの上に着用。ブラックのアール・ヌーヴォー様式のアザミは、ゴールドとシルバーの地金糸でハーネスに、ダッチズサテンのパンツとコーディネート。
むき出しになった吹きさらしの大地に象徴される、イングランド北部の風景がイメージソースになっています。アール・ヌーヴォーとアート、クラフトが響き合うクリエーションが飾り立てない優雅さを薫らせました。ウィメンズウェアとメンズウェアとの間で交わされるダイアログ(対話)は、伝統のテーラリング、ユニフォームとのハイブリッドを通して、一段と趣深い着映えに導いています。