ミラノの伝統的なブランド「COLLINI MILANO 1937(コリーニ ミラノ 1937)」は、毛皮ライン全体のアップサイクル生産への移行を発表しました。原材料は、中古の毛皮衣類と毛皮製造の過程で発生するスクラップからのみ調達されます。
メンズファッションウィーク中にミラノの歴史的な美術館、バガッティ・ヴァルセッキで、オーナー兼クリエイティブディレクターのCarmine Rotondaro(カルミネ・ロトンダーロ)氏は「繊細な男は“ノー・キル・ファー”を着る」とタイトルが付けられた、アップサイクルの毛皮製品の生産過程に特化した展示会を開催しました。
アップサイクリングは、高品質の中古ファーコートから始まります。コリーニは、ビンテージブローカー、不動産販売、プライベートコレクションなどの広大なサプライヤーネットワークを通じて、使用されなくなった既存の毛皮を調達しています。元の毛皮の状態を取り戻すためにファーのコートは分解されます。
次に、これらの毛皮のコンディションを整え、柔らかくし、潤いを与え、染色します。復元改装された毛皮は一旦切断され、手仕事によって再度組み立てられる事により、忘れ去られていたこの貴重な資源が現代的な最新のウェアへとよみがえります。
「Collini Milano 1937」のファーは既存の毛皮のみを使用し、サスティナビリティを実現。サスティナビリティへの意識が一段と高まる中、アップサイクル生産の取り組みも広がっていきそうです。
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