野菜レストラン「WE ARE THE FARM(ウィーアーザファーム)」とのコラボレーション連載「おしゃベジnote」の第5回です。ファッションジャーナリストで野菜ソムリエの宮田理江が「野菜×おしゃれ」の魅力をお伝えしていきます。
第5回のゲストはコスチュームジュエリーブランド「ADER.bijoux(アデル ビジュー)」のデザイナー、英里・リストリ(えり・りすとり)さんです。パリ在住の英里さんの作品は、ヨーロッパの蚤の市で見つけたようなおしゃれなヴィンテージコスチュームジュエリーを彷彿させつつ、日常への取り入れやすさや、モダンな雰囲気があります。私もファンです。手持ち服を格上げして、さらに着映えもさせてくれる魅力があります。
今回のインタビューでは、withコロナ下での新しいジュエリーの楽しみ方や、冬服に合わせるときのジュエリーバランスのコツ、さらに、パリで有機野菜を買えるマルシェ(市場)の魅力など、たっぷりとお話をうかがうことができました。
Q: 「ADER.bijoux(アデルビジュー)」の特徴・魅力を教えてください。
ブランド名は「あでやか」という言葉から着想した造語です。女性をあでやかに演出してくれるようなコスチュームジュエリーからスタートしています。
もともとヴィンテージ好きだったので、デッドストックのパーツを見付けてきて、ジュエリー作りに使うことを、ものづくりのコンセプトにしています。初期はヴィンテージの一点物を主に使っていました。
今では一点物に限ってはいませんが、相変わらずヴィンテージパーツ、ビーズは使い続けています。古い物を大事にすることや、古い物のぬくもり感は大切にしているところです。
◆「物を作ること、手で作ることが好き」 パリのアトリエで学んで独立
Q: ヴィンテージのパーツを使ったコスチュームジュエリーを作ろうと思ったきっかけは? デザインの着想は、どういったところから得ているのでしょうか?
以前からヴィンテージ物を自分でコレクションしていました。そこから始まったわけです。
日本のアクセサリーブランドを手伝うことになったのが、直接的なきっかけです。パリで短期的に手伝っていました。そのうちにもうちょっとジュエリーの世界を見たいと思うようになりました。
ヨーロッパで暮らしていることを生かせればと考え、オリジナルデザインを練り始めました。以前からジュエリーデザインは描いていたんです。もともと靴が好きで、日本でも趣味で靴を作っていました。
靴を作ることも考えましたが、材料の調達や持ち運びを考えると、コンパクトなジュエリーがよさそうだと思って、ジュエリーのほうに興味が向かいました。
パリで求人サイトを見たときに、コスチュームジュエリーブランドの会社を見付けて応募しました。アトリエで働きながら、勉強を重ねる日々。そこで学んだのは、ジュエリーの構造やデザイン、生産方法、材料調達など。自分でもできそうだと判断できた段階で独立しました。
Q: 思い立ったらすぐに動く行動力がすごいですね。
思うままに行動するタイプかもしれません。日本で会社勤めだった頃は、休日に靴を趣味で作っていました。子どもの頃から、物を作ること、手で作ることが好きだったんです。休日に靴のアトリエに通って、作り方を勉強しました。
◆コスチュームジュエリーを日本人でも取り入れやすいように提案
Q: パリにはヴィンテージジュエリーのショップがいくつもあり、蚤の市でもヴィンテージパーツを売っていて、身近な存在です。ヨーロッパにはパーツがいろいろあるから、ものづくりには向いているのでしょうね。
ヨーロッパには確かにヴィンテージのパーツが豊富ですね、でも、本物のヴィンテージに限らなければ、実は日本も多いんですよ。中国、韓国で作っているパーツも流通しているので、量やバリエーションとしては日本のほうが多いかもしれません。ただ、パリではヨーロッパ製が手に入るのが違うところ。ヨーロッパのセンスはやはりどこか違い、ある種のセンスを感じます。
コスチュームジュエリーは特に自由度が高くなっています。会社の中で他にも18金のブランド(in unam)を始めたんですが、両方やって思ったことは、コスチュームジュエリーはやりたいことが自由にできるという点です。価格の面でも、高くなりすぎるのを抑えやすい。コスチュームは「何でもあり」がおもしろいところですね。
Q: 日本でデビューしたとき、こんな素敵なコスチュームジュエリーのブランドがあるんだと感激しました。
当時は今の市場と違いますが、ちょうどコスチュームブランドがはやり始めていたときでした。2012、3年に結構、はやったんです。当時は日本にコスチュームジュエリーのブランドがまだあまりなかったようです。ヴィンテージ、ヨーロッパの要素を出しているブランドは珍しかったこともあって、受けたんじゃないでしょうか。パリから一時帰国しては、その都度、日本で展示会を開いていました。
◆ハンドクラフトの雰囲気を「真鍮プレスのパーツ」で再現
Q: ヴィンテージの魅力はどういうところにあるのでしょか?
造りが違います。今ではもう作れなくなってしまったデザインの物が多い。再現できない物が多いでしょう。逆に、そこが魅力でもあります。今は機械でこしらえる生産方式が主流ですが、機械では出せない雰囲気がいっぱいあるんです。
たとえば、「カットスチール」もその一例です。スチールをダイヤモンド状にカットして多面状にきらきらに見せるという、昔は靴・ベルトのバックルやアクセサリーに使われていた技法です。スチールをこういう風にカットする技術は今はなくなっています。かつてはハンドクラフトで加工していたからできていたということでしょう。
「アデル ビジュー」で今も手がけているのは、真鍮プレスのパーツ。真鍮メタルをプレスして細かい模様を出す技術です。カットスチールを真鍮で再現したいということで取り組んでいます。ずっと長く続けているシリーズです。
ただ、細かい模様の雰囲気が昔の人が手で表現していたものとは違います。今は誰もそこまでやらないよねというような、技術的に手の込んでいるところがあるんです。今となってはもう作れない、本当に素敵な物が昔はたくさんあったわけです。
◆「籐(とう、ラタン)×ビジュー」の異素材ミックスが海外でもヒット
Q: ラタンにヴィンテージパーツをあしらったジュエリーはとても斬新です。そのほかにもどのような素材とヴィンテージパーツを組み合わせて使っていますか。その効果はどういったものでしょうか。
ラタンを使ったジュエリーは祖母との思い出を形にしたものです。祖母が籐(とう、ラタン)の品を作る人でした。刺繍や絵など、いろいろと作っていました。小さい頃から祖母と一緒に作っていたので。その影響があるのかもしれません。
きらきらのビジューを、ラタンに組み合わせるのは、「アデルビジュー」の代表的な異素材ミックスです。このラタンシリーズはよそでもかなり真似されています。同じようなこしらえで、海外の安いところにコピーされちゃっています。
「アデル ビジュー」のラタンシリーズは1点1点、職人さんに手作業で丁寧に作ってもらっています。もともと「アデル ビジュー」のジュエリーはフランスで生産していましたが、今は日本で作っています。数が増えてきて、フランスでは納期に追いつかなくなったので、量産物は日本生産に切り替えました。ただ、世界観が強いデザインの場合、フランスで作っているケースもあります。
Q: パリの人たちもラタンシリーズに興味を持つでしょうか?
パリの人たちって結構、コンサバティブ(保守的)なんですよ。プチジュエリーが好きな人が多い感じです。フランス人よりはアメリカ人やイギリス人、イタリア人のほうが反応がいいようです。変わった物が好きですね。フランスはコンサバでモノトーンでシック。基本はシンプルです。
◆長さを調節できるネックレスで、ネック周りを何パターンにも
Q: withコロナ生活となり、マスクが欠かせませんが、どんなジュエリーをつければバランスがいいでしょうか?
ネックレスが今年はおすすめですね。withコロナ生活となり、マスクをつけたうえで、イヤリングをジャラジャラみたいな感じはトゥーマッチに見えてしまうことも。マスクとの相性で考えると、大きいイヤリングはからまって邪魔でしょう。
2020年の夏はサングラスがあまりヒットしなかったみたいですね。マスク&サングラスだと怖い感じになるからでしょうか。やはりマスクベースでおしゃれを考える人が増えているようです。そう考えると、小ぶりのイヤリングは候補になりそうですね。
「アデル ビジュー」で売れ行きが目立つのは、ネックレスです。今までは耳周り中心だったんですけど、最近はコロナの影響か、首周りのジュエリーが動いています。マスクとのコーディネートを考えると、ネック周りを盛ったほうがバランスはいいかもしれませんね。
特に人気が高いのは、長さの調整ができるアジャスター付きのタイプ。引っ張るだけで長さを変えられるネックレスが人気です。
フックとチェーンの両方が備わっていて、片方がフックで、どこでもチェーンにつけられて長さを調整できるタイプも支持されています。どこにでも引っ掛けられるうえ、長さを調整するだけで、ネックレスの雰囲気がいろいろ変わります。フックタイプのラリエット(留め具のない、ひも状やY字形のネックレス)も売れています。チョーカーにしたり、ロングでV字にしたりと、アレンジが多彩です。
◆ボリュームネックレスは秋冬にこそ映える華やぎツール
Q: 初心者が秋冬ファッションにアクセサリーを上手に取り入れるうえでのアドバイスをお願いします。
コートとかニットのときには、ボリュームのあるネックレスがおすすめです。リングもいいですね。デコラティブな大ぶりのビジュー系や、石がボンとついているタイプは人気があります。
ネックレスは襟の形とのバランスが大事だと思っています。たとえば、Vネックに丸いネックレスはあまり合わない気がします。ラウンドネックも首の詰まり具合によっては、ネックレスとの相性問題が生じます。
素肌の上に乗せてかわいいネックレスか、服の上に乗せたほうが映えるネックレスかという違いもあります。素肌に乗せる場合、華奢なネックレスのほうがしっくりくるようです。チェーンネックレスやラリエットはかわいいですね。一方で、ボリュームのあるコスチュームジュエリーは服に乗せたほうがこなれて見えるところがあります。冬はハイネックやざっくりしたニットセーターなどの服の上から乗せると素敵ですね。
◆コロナ時代だからこそ、実用性と華やぎを兼ね備えたおしゃれを楽しんで
Q: withコロナ時代に生まれたジュエリーはどんなものでしょうか?
コロナ対策を兼ねて発売した、「アデル ビジュー」のアトマイザー付きのネックレスはおかげさまでとても人気です。首から提げたアトマイザーに、除菌用アルコールや香水を入れておけます。子どもがあちこちにべたべたと触っていて、ウイルスが心配だなと思っていたのが商品化のきっかけです。
ジェルタイプを手にすり込むのは、子どもが嫌がりがちです。でも、アトマイザーでシュッとやっちゃえば、それでOKなので、手軽で安心。シュッのほうが子どもは好きみたいです。
除菌スプレーやジェルをバッグに入れておいても、すぐに使いたいとき、探すのが面倒。だったら、首から掛けたら、すぐに使えると考えて、ネックレスに組み込みました。アトマイザーの中には、自分の好きな液体を入れられるので、アロマやフローラルウォーターを入れて、マスクにシュッとすることもできます。
Q: 香水でも水でも、ハッカ油でも、自分の好きな液体を入れられるのがいいですね。
私はアロマを入れています。飛行機に乗ることが多いので、機内で重宝。軽くスプレーすると、気持ちをリフレッシュできます。
ガラス製のアトマイザー瓶を支えるホルダー部分はフランスから仕入れています。真鍮プレスに程よいものがあって、それを使っています。
いくら便利なコロナ対策といっても、ファッションアイテムとしてちょっと浮いてしまうものは作りたくないと思っています。「アデル ビジュー」が作るからには、ファッションアイテムとして欲しいと思ってもらえるようなデザインにしたかったというのがあります。コロナ時代のおすすめアイテムとして、どんな装いにも合わせやすいロングネックレスということもあって、発売以来、予約を受け付けるたびにすぐ完売してしまいます。
◆パリのBIO(有機野菜)マルシェで1週間分をまとめ買い
Q: 野菜がお好きと聞きました。パリでは野菜をどのようにして手に入れていますか?
ほとんどの食事は家で食べますね。パリではマルシェ(市場)で野菜を買います。基本的に日曜の朝、マルシェに出掛けると決めています。我が家のルーティンです。
マルシェで1週間分の野菜をまとめて買ってきます。産地から直送のマルシェは新鮮さが全然違います。本当に生き生きとしています。マルシェにもいろいろと種類があって、私のお気に入りは、完全に有機野菜しか扱わないBIO(ビオ)マルシェ。ビオ系の農作物しか置いていないマルシェです。そこの野菜が気に入っています。特に気に入っているスタンドがあって、いつもそこで1週間分の野菜を買い込みます。
Q: 新鮮で有機のマルシェとは、うらやましいです。どのような料理を作ることが多いのですか?
肉、魚など、動物系の食材をあまり食べない家なので、野菜をたくさん食べています。ほとんど家で食べていて、外食はあまりしません。子どもがいるので、バランスも意識します。パリは普通の野菜と有機野菜の間で、値段がそんなに変わらないですね。
我が家の献立に多いのは、野菜をそのまま全部薄く切って、大きいプレートに乗っけてオーブンで40分ぐらいグリルする「くったり野菜のグラタン」。野菜をただ焼いただけみたいなお手軽料理ですが、それが一番シンプルでおいしい。
菊芋が好きです。ターメリックとショウガでカレー風に味付けしたら、すごくおいしくって。ちょっと揚げ焼きみたいな感じで。はまってしまって一時期、かなり食べました。キノコはいろいろな種類があって、とてもおいしいです。一方、ゴボウやレンコンなど日本料理でよく使うような野菜は手に入りにくいです。
3歳の娘は好きな食べ物がややかたよっています。たとえば、子どもが一般的に好むカボチャが嫌いだったり、普通の子どもが嫌いがちなホウレンソウが好物だったり。嫌いな野菜は炊き込みご飯にしたり、細かく刻んで使ったりしています。
◆ベジタリアンやヴィーガンが多いフランス人からの影響
Q: 野菜の選び方で心がけている点(有機野菜を選ぶ、珍しい野菜を探すなど)や、日本とパリで異なる野菜事情はありますか?
野菜が好きになったのは、実はこっちに来てからです。周りに野菜好きが多いんです。ベジタリアンとかヴィーガンが多い。私も一時期、ベジタリアン寄りの生活をしていたときもありました。
夫は以前から、体調に配慮してヴィーガン的な食生活を選んでいました。子どもが生まれてからは変わりましたが。ヴィーガン的な生活をしていたときに出会った野菜レシピがおもしろかったですね。野菜にプラスしてタンパク質を豆や穀物で補っていく。そういうヴィーガン料理を突き詰めるのがおもしろくなりました。野菜だけでなく、ナッツでバランスをとるようにしていました。
ただ、ヴィーガン的な生活をしていたときに、何だか力が出なくなったことがあって、元に戻しました。ちゃんと勉強して、赤いお肉を食べて、鉄分を補うようにしました。
フレッシュないい食材を体に入れれば、体が喜びます。私の場合、野菜だけでなく、果物を食べると、ダイレクトにそれを感じますね。
我が家では野菜を生で食べません。フランス人はオーブン料理が好きで、野菜はグリル焼きにすることが多いようです。フルーツは生で食べるから、みずみずしさがあり、幸せを感じるねと、夫も言っています。
Q: 有機野菜はパリでは当たり前のような存在でしょうか?
周りにヴィーガンが多い環境です。夫の家族が野菜にうるさい。野菜と果物の農薬をとにかく警戒しています。本当に自家栽培をしているような家族なんです。庭で育てています。しつこいくらいにうるさいので、やはり影響を受けています。
学校の給食も有機野菜が多いんですよ。すべてに「BIO」と書いてあります。フランスで「学校給食は有機野菜」というのは当たり前。
ナチュラル志向の商品は、日本よりもこっちのほうが、断然、手に入りやすいですね。品質に関する意識は、こっちに来て変わりました。普通のスーパーでもこういった商品がたくさん置いてあって、ちゃんと選べます。バリエーションがあって、うれしい。
◆もっと自由なファッションジュエリーの楽しみ方を
Q: 新型コロナウイルスは生活意識を変えました。パリでは洋服やジュエリーなどに関する消費者の変化はありますか。「withコロナ」時代のジュエリーの楽しみ方を教えてください。
消費者がファッションから離れているように見えます。今の時代に合わせた機能性が必要になってくるのかなと感じています。先に述べた「アトマイザーネックレス」はその一例と言えるでしょう。
本物を長くつけてもらいたいという気持ちもあって、コスチュームではないジュエリーを始めたというところがあります。完全アポイント制の隠れ家的なアトリエショップ「atelier W」もオープンしました。コレクションを見てもらえるほか、オーダー会を催したり、イベントを開いたりして、ブランドの世界観をしっかり感じてもらえるような使い方を思い描いています。メンテナンスを含め、ブランドを好きになってくれた人が気軽に訪ねることができて、お客様ともっとコミュケーションできるような場をつくりたかったんです。オンラインだけではさびしいので、いろいろな使い方を考えています。
コスチュームジュエリーはファッションジュエリーであり、着こなしに合わせて、好きに楽しんでもらえるアクセサリーです。「アデル ビジュー」はトレンドを追い掛けていないから、タイムレスにつけてもらいやすくなっています。ぜひ自分好みのコスチュームジュエリーを見付けてみてください。
【Profile】アデル ビジュー デザイナー
英里・リストリ(えり・りすとり)さん
パリのコスチュームジュエリーブランドでのデザイナー経験、西洋美術史を学んだ後2011年よりADERをスタート。2013年S/S collectionより本格的にコレクションを発表する。ヨーロッパの素材とミックスさせながら、ラタンなどの天然素材や高い技術力を要する線加工デザイン等独特のデザインを発表している。
【HP】
・ADER.bijoux https://www.ader.jp/
・in unam https://www.inunam.com/
【Istagram】
https://www.instagram.com/ader_official/?hl=ja
【ONLINE SHOP】
https://ader.stores.jp/
■取材を終えて
ざっくばらんにさばさばと答えてくださる英里さんからは、異国フランスで生活し成功している人ならではの強さとコミュニケーション力が伝わってきました。パリのアトリエで学んで独立するなど、思い立ったらすぐの行動力にも敬服します。ヴィンテージ風コスチュームジュエリーが人気を博したブランドですが、そこにとどまることはなく、withコロナ時代を受けて、新たなジュエリーを提案するなど、さらに前進している頼もしさを感じます。装いを飾り立てるだけでなく、機能面も楽しめるジュエリーは、ありきたりのアクセサリーに飽き足らない現代女性にぴったり。時代に応じて臨機応変に動くしなやかさからは、生き方のヒントももらえそう。コスチュームジュエリーや新発想アクセサリーを取り入れて、新たなおしゃれの楽しみ方をジュエリーで試したいと感じました。
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パリ市民の野菜ライフを支えるBIO(有機野菜)マルシェや食生活、体調に関する英里さんのお話に興味津々でした。さて、ここからは、野菜を生かした健康管理に興味のある方におすすめのお取り寄せをご紹介します。野菜がおいしいレストラン「WE ARE THE FARM(ウィーアーザファーム)」が「人類にケールを。」をコンセプトに立ち上げた新ブランドが「KALE FARM(ケールファーム)」。今回、ご紹介したいのは、ケールのコールドプレスジュースを毎月、自宅に届けてもらえる定期便サービスの「KALE LIFE」です。
定期的に自宅へ届けてもらえるサービスは日本でも浸透してきました。定期宅配のメリットの一つは、買い忘れを避けやすいところ。健康を支える品は切らしたくないものですが、ついつい補充を忘れてしまいがち。定期便を使えば、そんな心配は無用です。
液体物はそれなりに重さがあるので、持ち帰るのは結構、面倒。宅配を使うと、バッグが重たくなるのを防げます。購入用のページでクリックするだけで済むのに加え、購入量を固定しておけば、ほったらかしでもOK。こちらも定期便のいいところです。
「ケールジュースの定期便」では2種類の味が選べます。ケールの味わいをしっかりと感じやすい「KALEストレート」と、果実味がミックスされて飲みやすい「KALE フルーツ」の2種類。
商品の数量も2種類が用意されています。2日に1回のペースで飲むなら、15パックがおすすめ。毎日飲む人は27パックが向いています。
たくさんのケールを見てきましたが、「KALE FARM」のケールは格別だと感じます。力強い野菜味に加え、生命力を感じさせる緑の濃さ。食べるたびに大地からエネルギーをもらえるような気がする、特別なケール。定期便で届けてもらえるジュースにも、同じケールがたっぷりと使われています。
このケールの定期便には、うれしい「おまけ」が用意されています。「畑からの贈り物」と銘打ったこの「おまけ」は、収穫したばかりの旬野菜のほか、レストラン「WE ARE THE FARM」で提供しているメニューや、新商品のお試しなど、そのタイミングごとに異なるそう。ちょっとしたサプライズが楽しめる企画です。
通販の商品には、定期便以外にも「【農場直送】固定種野菜BOX」や「ケールビール&ケール餃子セット」などが用意されています。その時期に最もおいしい、収穫されたばかりの野菜を選んで届けてもらえる「野菜BOX」は、箱を開けるワクワク感も楽しめます。
ケールビールは私もレストラン「WE ARE THE FARM」で必ず注文するドリンク。ケールのさわやかな苦みがビールとよく合います。ケールはそのままサラダで食べることが多い野菜ですが、実はいろいろな料理に生かせる野菜です。餃子とも意外な相性を発揮してくれます。
野菜はどれもそれぞれに健やかな食生活を支えるメリットを持っていますが、ケールのパワーは別格。栄養分に加えて、繊維質も補えるから、野菜が不足しがちな冬にこそ取り入れたいもの。ストックが途切れないように届けてもらえる定期便は、まだ続きそうな「家ごもり」での健康づくりを応援してくれるはずです。
KALE LIFE
https://kalefarm.jp/products/kale-life
野菜レストラン「WE ARE THE FARM」
https://allfarm.co.jp/restaurant/watf/
~【おしゃベジnote】バックナンバー~
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