「JW ANDERSON（JWアンダーソン）」は2021年1月20日、パリ・ファッションウィークで2021-22年秋冬メンズコレクションと、プレフォールのウィメンズコレクションを発表しました。ビデオとルックブックを通しての発表です。ルックブックにはJuergen Teller(ユルゲン・テラー)氏をフォトグラファーとして迎え、イギリスの女優・シンガーのSophie Okonedo(ソフィー・オコネドー)もモデルとして登場しています。
Jonathan Anderson(ジョナサン・アンダーソン)氏がデザインし、Benjamin Bruno(ベンジャミン・ブルーノ)氏によってスタイリングされた37体のコレクションは、フィジカルとデジタルの両フォーマットで発表されました。
今回のコレクションは、一言で説明すると「口直し」です。メンズとウィメンズの境目をあいまいにするような、JW ANDERSONの創世記のリバイバルでありながらも、同時にフレッシュなコレクションです。ルックにはコンセプチュアルで厳格な雰囲気が醸し出されています。オランダの静物画のように、洋服に野菜がプリントされています。
洋服は少しひねくれたようなテイストを持ちます。ウィメンズのコレクションでは、オーバーサイズのスリーブが特徴的な、曲線を描くトレンチコートを提案。柔らかいレザーのチェーンホーボーバッグと合わせられたジャケットやパンツは、アシンメトリーとひねりを効かせたテーラリングの融合となっています。
ちょっといたずらっぽい、コンセプチュアルな演出にはアンダーソン氏らしさが感じ取れます。
