「BASE MARK(ベースマーク)」は2022年3月18日、2022-23年秋冬コレクションを発表しました。
1924年にフランスの作家アンドレ ブルトンが定義した芸術活動「Surrealisme(シュルレアリスム)」の思考にインスパイアを受け、その精神をコレクションに吹き込ませました。
服を着脱する際に一瞬、視界が閉ざされることで導かれる赤い世界は非現実の世界の象徴をイメージ。着脱時に必然的に生まれる服のフォルムをそのまま新たな服として提案しています。一見、普通のレイヤードに見えるニットやスウェットなどのトップス類は襟元で2着がつながっているディテールで重ねたりまくったり、巻いたり、結んだりすることで様々な形状とスタイリングを表現できるような発想です。
装うことを通して、ファニーな気持ちになれるような、遊び心を宿した感覚が今の日常生活にわくわく感をもたらしてくれそうな提案です。
ブランドのシグネチャーでもあるレイヤードを、非現実的なスタイルで見せる一方で、1つにつながることによって2つの世界を往来。不思議な立体感が新しさを感じさせます。
ロンドン在住のアーティスト、Simeon Farrar(シメオン・ファラー)氏とのコラボレーションの第2弾も発表されました。夢うつつのような生き物がウイット感を漂わせました。