「EZUMi(エズミ)」が東京コレクションで2022年8月29日、2023年春夏コレクションを発表しました。ランウェイショーの舞台に選んだのは、東京・丸の内の「KITTE」内にある博物館「インターメディアテク」です。
「Victorian woman in modern day」と題して、英国のヴィクトリアン朝からエドワーディアン朝時代にわたる歴史的な衣装に着想を得ています。モード界ではヒストリカルな装いが見直されていて、グローバルトレンドにもマッチ。クラシックにセンシュアルを融け合わせて、曲線の優美なシルエットを描き出しています。
動植物の剥製や標本が並ぶ、重厚な空間でショーがスタート。江角泰俊デザイナーが学生時代に作成した自身のスケッチブックが出発点になっているそうです。コルセットやバッスル、クリノリン、パニエなどをモダンにアップデート。エドワーディアンジャケットも登場しました。裾フリンジやレースで抜け感を加えています。
当時の衣服を分解し再構成して、服飾遺産(ヘリテージ)の中から、エレガンスを抽出。現代の衣服へ昇華させていました。