「LEVER COUTURE(レバークチュール)」が2022年8月31日、2023年春夏コレクションを東京コレクションで発表しました。東京国立博物館表慶館で開催されたランウェイショー形式での披露です。
ウクライナ出身のデザイナー、Lessja Verlingieri(レシャ・ヴェルリンジェーリ)氏が手がけるブランドです。東京コレクションには初参加となります。
レディ・ガガのファッションディレクターであるニコラ・フォルミケッティ氏に見出され、著名セレブリティのミュージックビデオやステージ、レッドカーペットなどの衣装を数多く手がけているデザイナーです。顧客リストにはレディ・ガガやミラ・ジョヴォヴィッチ、グウィネス・パルトロウ、ケイティ・ペリーなどの著名人が名を連ねているそうです。
チュール素材をふんだんに使った、ドラマティックなドレスが披露されました。全身を雲で包んだかのようなホワイトドレスは幻想的な風情。細かいひだが流れ落ちるようなピンクドレス。つややかな帯がボディにからみつくようなブラック系ドレス。無数のパネルが埋め尽くした着物ライクなドレス。いずれも立体感とゴージャスさが響き合っています。
歌のパフォーマンスと共にコレクションが送り出されたのも、ムードを濃くしていた理由。ふわりと空気をはらんだハイエンドドレスの奥に、芯の強い女性像を秘めていました。ファイナルの2点はイエローとブルーという、ウクライナの国旗カラーで染め上げられていたところにも特別なメッセージがうかがえました。