「EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)」は2022年9月22日、ミラノで2023年春夏コレクションを発表しました。「日常と旅の交差の中で」と名付けられたコレクションです。
ジャケット、ピーコート、ダスタージャケットは、抜け感のある流動的なシルエット、リズミカルなパターン、そしてスリムなボリューム感を備えました。
サロンの上に羽織ったブレザー、アウターウェアのように長いシャツ。すべてのアイテムが揺れるよういに舞い、体の周りを軽やかに動きながら、ソフトで縦長のシルエットを描き出します。全てのルックにフラットシューズがコーディネートされたのも、しなやかで軽やかに映る理由です。
都会的なニュートラルカラーやブラックとホワイトは、パステル調のモーヴやグリーンに変わっていき、ロングドレスや重量感を感じさせないジャンプスーツに夜光のような輝きを放つといったようなカラーパレットにもこのムーブメントが見受けられます。
相反するものを組み合わせる折衷主義がコレクションをこなれた印象に導きました。旅へのノスタルジーを帯びた、都会と旅先が同居するかのような雰囲気を漂わせています。