「MM6 Maison Margiela(エムエム6 メゾン マルジェラ)」は2022年9月22日、2023年春夏コレクションをミラノで発表しました。バレエのリハーサルに見立てるというショー構成です。
会場となったのは、ミラノのカリプロ財団公会堂。メインステージにはゲスト用のシートが設置され、イーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ作品『春の祭典』の通し稽古を行うダンサー(モデル)の様子を、ゲストが同じ空間で体験するという趣向です。
バレエの躍動的な動きやポーズを想起させる様々なウェアが用意されました。ボディにあわせてしなやかに形を変えるクリーム、ブラッシュ、ティールのジャージー素材のオフショルダーのボディスーツ、デコルテのラインを強調するホワイトコットンのリブニットボレロ、モヘアのアームウォーマーが、コレクションの根底にあるバレエのムードを強調します。
エアリーなミニドレス風のベストをはじめ、様々なバリエーションのベストがレイヤリングに多用されています。キャミソールのトップスは、ボクシーなサテンコートのウエストのカマーバンドとして再解釈されました。ニットのキャミソールドレスは、トップ部分を折り返すことで、ハイウエストのスカートに生まれ変わる仕掛け。タイトなキャップスリーブのカーフスキン製ジャケットは、バレエダンサーのレオタードを彷彿とさせます。
2シーズン目となるMM6 Maison Margiela x Salomonのコラボレーションでは、ランニングベストと、サロモンのシグネチャーであるソールツーリングを採用したポイントアッパーのサイハイブーツが登場。
エムエム6 メゾンマルジェラはブランドの基本哲学「Ready when wear(着ることで完成する)」を表現したオールジェンダー・コレクション。この哲学をあらためて際立たせるラインアップに仕上がっています。