「Chloé(クロエ)」、2023年春夏コレクションを発表 気候変動への解決策を探った未来のおしゃれ

「Chloé(クロエ)」、2023年春夏コレクションを発表

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「Chloé(クロエ)」、2023年春夏コレクションを発表

「Chloé(クロエ)」は2022年9月29日、2023年春夏コレクションをパリ・ファッションウイークで発表しました。

自然界が本来の形で自己保存していけるよう保護を行う、先進的アプローチを続けています。気候変動への解決策を探るメゾンの取り組みは、2023年スプリングコレクションに続き、今シーズンも核融合エネルギーについて探求しています。

巨大なITER(核融合実験炉)のトカマクとそのさまざまな構成要素、そして反応器の設置場所が、2023年春夏コレクションのデザインの多くのインスピレーションの源になっています。

生糸を使ったコートは、工業用のハードウェアでフロントセンターを留めるデザインです。チュニックのトップスやドレスに施されたカットアウトには、メタリックな手吹きのガラスビーズが垂れ下がり、メタルリングと幾何学的なスエードのパネルはハンドクロシェ編みで繋ぎ合わされ、ドレスへと仕上げられました。

丸みを帯びながらもかっちりとしたコレクションのシルエットもまた、トカマクの構造に特徴づけられています。ダイナミックさを強調するように、バイカースタイルにインスパイアされたレザージャケットや、シームに沿ってホイップステッチが施されたロングコートが登場。コレクション全体に彩りを添えるのは、フューシャのスーツルックです。これは、フューシャカラーのプラズマ核融合を表現しました。

アドリアーノ・ゴールドシュミット(Adriano Goldschmied)と共に開発したインディゴデニムは、87%のリサイクルコットンと13%の麻で構成され、水の使用を抑えるレーザーウォッシュで仕上げられています。また、ゴールドシュミットはクロエのために初めて、ブリーチ工程の不要なこの素材のホワイトバージョンを開発しました。

「現段階における気候変動への影響低減を目指す取り組みにおいて、安全でクリーンな大規模エネルギー源として、私たちは核融合エネルギーに主眼を置いて研究してきました。この宇宙を動かしているエネルギーは、それほど遠くない将来、世界に電力を供給するのを助け、今抱えている不安の多くを解決してくれるでしょう。」とクリエイティブ・ディレクターのガブリエラ・ハーストは語っています。

サステナビリティーと真剣に向き合うブランドならではのアプローチ。インダストリアル感やサイエンスをまとわせたクリエーションはファッションの新時代を予感させます。

 

Chloé

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