「ERDEM(アーデム)」が2024年春夏コレクションを発表しました。「英国で最も美しい邸宅」ともいわれるチャッツワース・ハウス(Chatsworth House)から着想を得ています。
故デボンシャー公爵夫人デボラ、そして彼女とチャッツワース・ハウスとの関係を通して、遺産、建造物、そしてアイデンティティの物語を考察。コレクションに落とし込みました。
チャッツワースのアンティーク・テキスタイルは、ERDEMに譲り渡され、今回生地をつなぎ合わせてドレスやコートのライニングなどが作られました。解体されたガウン、チャッツワース・ハウスのカーテンの端切れは、デボラの曾孫娘でもあるセシリー・ラスネの手刺繍が施されています。
チャッツワース・ハウスの近代化を進めていったデボラならではの革新的なムードがクラシカルテイストと入り交じり、ロマンティックな花柄も強くモダンな仕上がりに。チャッツワースの建物のプリントのスカートも登場しました。
シアーレースのスカートにライダースジャケットで合わせたりと、ロマンティックと強さがクロスオーバー。英国テイストのトレンドが続く中、邸宅を通して上流階級ムードを漂わせつつ、モダンに仕上げたコレクションを披露しました。