「CFCL(シーエフシーエル)」は2024年春夏ウィメンズ・パリ・ファッションウィークで2023年9月26日、パレ・ド・トーキョーでショー形式でのプレゼンテーションで新コレクション「VOL.7」を発表しました。
乾燥した広大な地に降り注ぐ強い日差しのエネルギーと近未来を予感させるテクノロジーから着想を得ています。過酷な環境の中でも力強く暮らす人類の未来を想像しました。コレクションのサングラスは全て、999.9(フォーナインズ)とのコラボレーションです。
「VOL.7」の「CASCADES」シリーズは、乾いた大地に流れ落ちる滝をイメージしました。ホワイト、ブラック、ブルー(グレー、ネイビー、ブラック)のストライプは上から下へダイナミックに太く広がります。肩幅から裾回りまで縫製することなく、プログラミングデータで3Dプリンターのように出力したティアードドレスは、歩くたびに風をはらみます。オーガニックコットンと再生ポリエステルをミックスした糸を用いて、夏にふさわしい涼しげなボリューム感と心地のよいドライタッチを生み出しています。
「HYPHA&HYPHALUCENT」は枝分かれして広がるストライプ構造のテクスチャーから名付けられました。見る角度によって異なる印象を与えるストライプは、細かい凹凸の編み組織によって作られています。
「POTTERY ENCHANT」では、半透明のドレスにミラーフィルムを職人の手で縫い付けました。約2500枚のフィルムを65時間かけて手縫いしたドレスも。コンピュータープログラミングと手仕事を組み合わせることで、新しいニットウエアの表現を模索しています。
SDGsの取り組みが進んでいるブランドとして知られる「CLCL」。国内の職人技や手仕事への目配りも行き届いていて、一段とプラウドな気分でまとえそうです。