「rabanne（ラバンヌ）」は2023年9月28日、パリ・ファッションウィークで2024年春夏コレクションを発表しました。
Julien Dossena（ジュリアン・ドッセーナ）氏の新コレクションは、蜃気楼の世界を繰り広げました。幾何学的なメタリック刺繍、メタルフリンジ、レースで装飾された服が幻想的。古代衣服の手仕事と、今日での進化という両方に対する考察が作品に落とし込まれました。
自然な素朴の生地と精巧なビーズが絡み合います。一方で、シャープなテーラードジャケットには優雅にギャザーが施され、ゆるんだパンツはグランジなスタイルを演出しています。
ウールや麻を使ったニットと織物のルックはアメリカのテキスタイルアーティストのSheila Hicks（シーラ・ヒックス）へのオマージュ。輪郭のあるシルエットが、繊維を密に重ねたボリュームを表現しています。
まるでアートオブジェのような素肌見せ。グラディエーター・スタイルがアレンジされた透かし編みブーツとのコントラストが冴えます。
ブランドを象徴するブラック、ゴールド、シルバーに加え、砂漠を思わせるグラデーション、輝くコッパー、クールな色合いのブルーとライラックが肌をさらに際立たせます。
手仕事技ときらめきが相まって、神秘的なオーラを放ちます。ブランドのヘリテージを重んじながら、さらに進化を遂げたコレクションです。
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