「Maison MIHARA YASUHIRO（メゾン ミハラヤスヒロ）」は2024-25年秋冬コレクションを2024年1月19日、パリ・ファッションウィーで発表しました。
意図的な加工、錯覚や模造などのアプローチ──。2024年春夏に登場した「ビッグシルエット」シリーズをさらに肥大化。ケープのように脇下両サイドが開いたエレガントなブルゾンやコートをメンズ、ウィメンズともに多数登場。三原康裕デザイナーが兄から着古しを譲り受けていた体験とメランコリックな記憶。そして、子どもに大人の服を着せたときに生じる不完全さを作品で表現しました。
テクノ音楽界のレジェンド、KEN ISHII氏のDJとともに、1980年代の夜の街を表現あでやかな夜の世界を披露しました。艶感のあるエナメル地のフェイクレザー、燦然と輝くテープ糸のウィメンズニットなど煌びやかな新素材も登場し、無秩序な夜のムードを昂らせました。
さらには、片山勇氏によるメイド・イン・ジャパンにこだわったレザーブランド「ISAMU KATAYAMA BACKLASH」とのシーズンコラボレーションを披露。スニーカーは新型「KEITH」を発表。80年代に登場したバスケットボールシューズをベースに、ソールは誇張させたデザインに仕上げています。
巨大な服は「もうこれ以上、大人が成長することはない」という意味が込められているそう。ユーモアや混沌が混じり合う夜の世界に、ふらちな大人気分が立ちこめるかのようなコレクションを送り出しました。
Runway Photo credit : Luca Tombolini
Maison MIHARA YASUHIRO
