「VERSACE（ヴェルサーチェ）」は2024年2月23日、ミラノ・ファッションウィークで2024-25年秋冬コレクションを発表しました。
メゾンのパワーテーラリングは極限まで追求され、至るところに落とし込まれました。マキシ丈のダスターオーバーコートやテーラードドレスを披露。クロップド丈のプリムなスペンサージャケットやミニスカートも。砂時計のようなシルエットのジャケットや紳士的なテーラードパンツなどにアトリエ ヴェルサーチェのテクニックが冴えます。
ウィメンズの軽やかなシフォンシャツやドレスには、白の尖ったスワローテールの襟がアクセントを添えています。アトリエ ヴェルサーチェのテクニックは、ビスチェトップスやミニドレスの洗練された成型構造に活かされています。
「このコレクションには反逆的なスタイルと優しい心のアティテュードが同時に表現されています。デザインは、現代のフォーマルなテーラリングのルールを、カット、ドレープ、装飾によって破壊しています。コレクションはピュアなライン、革新的なファブリック、考え抜かれたワイルドさに焦点を当てています」とドナテラ・ヴェルサーチェ氏は語ります。
テーラリングはドレープでアレンジされ、プリントは解体され、刺繍やジャカード、隠れたライニングに歪められ、静かなる反抗的スタイルに生まれ変わりました。洗練と反骨が同居する装いは女性の二面性を映し出しているかのようです。
