パリブランド「PIGALLE(ピガール)」の2016-17年秋冬コレクションが東京で初めて開催されました。記念すべき10回目のコレクションです。会場に入ると、今まで過去9回のアーカイブコレクションの代表ルックがお出迎え。さらに奥へ進むと、ショー会場に。マネキンが設置された空間にモデルが登場してスポットライトがあたるというプレゼンテーション形式です。
「EROS」 をテーマに掲げ、男性の中に潜むフェミニニティーと、それを作り出すエロティシズムにオマージュを捧げたとのこと。色鮮やかなブルーのトーンをずらしたワントーンコーデや、ブルー×レッドのカラーミックスがルックを彩りました。左右で色の異なるジャケットやプリーツのロングアウター、スリットが入ったロングブルゾンなど、トリッキーなアイテムも。そして、ウエストドローストリング付きパンツの2枚重ねや、透ける素材やレーシーなニットなど、異素材アイテムを何枚も重ねるといった複雑な表情の大人レイヤードを提案しました。ショーの最後にはデザイナーのStephane Ashpool(ステファン・アシュプール)氏が登場。コートの背中に刺繍された「PIGALLE」の文字が途中からほつれてフリンジのようになったデザインには手仕事愛が感じられました。シャネル傘下のオートクチュール刺繍工房として有名なMaison Lesageが手がけたそうです。
これらのコレクションは2016年4月23日(土)から、PIGALLE TOKYOで販売されます。コレクションをショー形式で発表した後、それらのアイテムを実際に購入できるという、「see-now-buy-now」の流れを提案しています。クラフトマンシップを重んじつつ、常に革新的なステファン氏のコレクションでした。
PIGALLE TOKYO
東京都渋谷区円山町11-19
PIGALLE Paris
http://www.pigalle-paris.com/
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