「ファッションのアカデミー賞」とも呼ばれる、モードの祭典「メットガラ(MET GALA)」が開催されました。2024年のドレスコードは「時の庭(The Garden of Time)」。SF作家のJ.G.バラードが1962年に発表した同名小説に由来しています。あでやかな装いに身を包んだセレブリティーたちが今回も集結しました。
「メットガラ」とは、世界のファッションアイコンが集まる、年に一度のモードの祭典です。開催の主な目的は、ニューヨーク市にあるメトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュート(部門)の資金調達。いわゆるチャリティーです。大がかりな展覧会が始まるのに合わせて、メットガラを開催。イベントを盛り上げる趣向です。同時に、チャリティー資金を募ってコスチューム・インスティテュートの運営に役立てています。
ロエベは、2024年NYメトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートが開催する特別展の協力企業としてサポートをしました。本年のテーマは『Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき)』、オープニングを飾るメットガラのドレスコートは『The Garden of Time(時間の庭)』。同テーマに併せ、セレブリティたちがロエベの特別なアイテムを着用し出席しました。
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ダニエル・リー氏によるカスタムデザインを着用したセレブリティがメットガラ2024に登場しました。
花柄のクリスタルとシアリングトリムが施されたサンドストーン ラッフル シースルージャージードレスにサンドストーン ウールシルク トラウザーズ、ウール レザーベイサンダルを着用。
ゴールドのスタッズをあしらったメッシュドレスを着用。ブラック ナッパレザーヒールサンダル、クリスタルのミニナイトバッグ、ゴールド トリプルフープイヤリングを合わせました。
スパンコール刺繍のゴールド フリンジドレスを着用。ゴールドメタル シールド クラッチを合わせました。
花柄のマクラメレザー トレンチコート、シルク ポプリンシャツ、ウエスト コート、マクラメシルクタイ、ウールシルク トラウザーズを着用。チェルシーブーツ、ロッキングホースバッグ、シールド イヤリング、ソーン キューバン チェーンリング、シールド インフィニティリング、ホース スフィア パフェリングを合わせました。
アクアのスパンコールで飾られたフリンジドレスを着用。
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アレキサンダー・マックイーンのアーカイブをもとに、アトリエのサヴォワールフェールを称えるシルク製ダブルジョーゼットとチュールを使用したコルセットドレスには、アルベルト・ジャコメッティの彫刻のパティナとフォルムから着想を得て、ブロンズハンマーで叩いた地金のサンザシの枝が手刺繍されています。ヘッドピースは天然のサンザシの枝を用いて手作業で作られ、チュールのヴェールで覆われています。Hoof ブーツにはカーフヘアを使用し、Dropバッグはブロンズメタルで時計のディテールが埋め込まれています。
@AlexanderMcQueen
#SeenInMcQueen
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エトロのカスタムメイドルックで登場。マルチカラーの刺繍とクリスタルで描いたフラワーモチーフ「ローズ・ヴェルティゴ」を全面にあしらったブラックレザーのスリーピースを身にまといました。
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繊細なフラワー・ディテールが特徴的なロロ・ピアーナのカスタムメイドの衣装を着用。ジェレミーは、カシミヤから作られたハンドメイドの花をあしらった、光沢のあるシルクとウールのオーダーメイドのタキシードを着用し、洗練されたブラックのオペラシューズをコーディネート。エマ・ウォールは、卓越した職人の手仕事により作られた、虹色のフラワー刺繍が施されたアイボリーのピュアシルクのドレスに、オリンピア・シルクのヒールを合わせています。
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メトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュート特別展『Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき)』からインスパイを得た、スパンコールとレースのトップスとスカート、ヌードのサテンのコルセット、オルガンザのフェザーのストール、ポルカドットのレースグローブ、ベロアのキキ・ブーツを着用。
2024年スプリングのランウェイのフィナーレルックからインスパイを得た、ミラーディスクスパンコールのサテンネオプレンのガウンにサテンのキキ・ブーツを着用。
2024年スプリングのランウェイのフィナーレルックからインスパイを得た、クリスタルエンブロイダリーのヌードオルガンザのドレスに、クリスタルエンブロイダリーのヌードメッシュボディスーツに、クリスタルエンブロイダリーのサテンのキキ・ブーツを着用。
キキ・パーマーはメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュート特別展『Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき)』からインスパイを得たアンティークビーズエンブロイダリーのシアシルクチュールのスパンコールガウンドレスに、サテンのキキ・ブーツを着用。
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俳優のユマ・サーマンは、肩と背中に何百ものシルクオーガンジーの蝶が浮いているブルーのシルクタフタのガウンを着用。絶滅した蝶、ザーシーズ・ブルーの見事に輝く羽の色にユマの瞳の色を重ねて、インスパイアされ、ひとつひとつの蝶は、トリーのアトリエにて手作業でカット、ペイントされた後、シルクを巻きつけた繊細なワイヤーであしらわれました。二層になったスカートでヒップが誇張されたガウンは、手作業で成型されたコルセットが、手作業でプリーツ加工され、手押しされたシルクタフタに接着されています。
俳優のブルーナ・マルケジーニは、淡いブラッシュのペブルドシルクオーガンザを使用した、手作業で成型されたコルセットとホースヘアーメッシュに幾重にも重なったフープスカートから成るガウンを着用。シアーなオーガンザを幾重にも重ねることで複雑な骨組みと構造が際立ち、裾にはハンドカットのシルクフラワーがふんだんに散りばめられています。アイボリー、ペールグリーン、サビの色合いで染め、美しく年月を経たように見せることで、儚い美しさを表現しています。
トリー・バーチは、サラ・バートンが手がけたアレキサンダー・マックイーンの2018年春夏コレクションのドレスを着用。2018年11月に自身の結婚式で初めて着用したドレスとなります。手で刺繍されたシルクのワイルドフラワーとコルセット、裾のチュールが特徴です。
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モデルのAmelia Gray Hamlinは、UNDERCOVER 24SS ウィメンズコレクション “Deep Mist”のフィナーレピースであるテラリウムドレスを着用。このドレスは、写真家ニック・ナイトにより、メットガラ2024の展覧会カタログの表紙を飾りました。
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H&M(へネス・アンド・マウリッツ)の始まりである 「Hennes(へネス)」のウエディングドレスをそのまま使用した特注のガウンを着用。贅沢なクリーム色のシルクジベリンを使用し、チューリップスカートのシルエットにハイスリットが施されているほか、オフショルダーのネックラインには、ビーズとラインストーンで繊細なデイジーの装飾が手刺繍されており、刺繍入りのポーチ・バッグがコーディネイトのアクセントとなっています。
彫刻的な意味を持つ特注のツーピースを着用。トップスは、3Dプリントと電鋳加工を施したメタリックのボディスをオキシドグリーンに仕上げたオーダーメイド製で、Michael Schmidt Studios(マイケル・シュミット・スタジオ)がロサンゼルスで製作し、3Dプリントされたカラーリリーの花があしらわれています。またボディスはシャンパン色のシルク・タフタのスカートと合わせ、バブルの裾をヒップの低い位置でゆったりと着こなしています。
バレリーナ丈のシルエットは、咲き誇る花の爆発的なパワーを表現しており、その色合いは彼女の故郷であるアラスカの州花に敬意を表しています。ガウンは、ピュアシルクサテンのガザールにチュールのクリノリンアンダースカートを合わせたもので、過ぎ去った優雅な時代を思い起こさせます。クアナはビーズと房飾りの花柄のベルトとイヤリングでコーディネートしました。
現代的な女性らしさを象徴する特注のツーピースを着用。トップは燃えるような赤のシルクオーガンジーのケープレットで、花びらのようなチュールのフリルが、ラインストーンが繊細に刺繍されたブラレットの上にあしらわれています。赤いシルク・タフタのボリュームのあるバブルヘムスカートと合わせ、この魅力あふれるドレスにエフォートレスでモダンなエッジを加えています。
クリーム色のタフタに半透明とマザー・オブ・パール調のスパンコールを重ねた、昔ながらの豪華さを感じさせる特注のコラムガウンを着用しました。ウエストをキュッと絞ったシルエットと、モダンなリキッドオーガンザの光沢を放つクリームタフタのリボンが、時代を超越したロマンスを引き立てます。
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セルジオ ロッシによるカスタムメイドシューズを着用。スリングバッグパンプス「srBella(エスアール△ベラ)」をシルクサテンのシャンパンカラーでカスタマイズした、カイリー・ジェンナーのためのエレガントでモダンなスペシャルシューズです。
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ハイジュエリーコレクションよりデザート・ブルーム(Desert Bloom)のネックレスをティアラのように身に付け、同じくデザート・ブルームのイヤリングにメシカの特徴的なデザインが光るイリュージョニスト(Illusionnistes) のイヤークリップを合わせました。手元にはデザート・ブルームとスター・チェイサー(Star Chaser)のリングをミックスしスタイルを完成させました。
34カラットのクッションカットのイエローダイヤモンドをあしらったユニークなデザインのソーラー・ディーヴァ(Solar Diva)ネックレスを身につけ、同じくソーラーディーバのイヤリングにグラマゾン(Glam’Azone)のダブルリング、マイ・ツイン(My Twin)コレクションのリングをスタイリングし登場しました。
プロテニスプレイヤーのSerena Williamsは、ハイジュエリーコレクションよりナイト・オウル(Night Owl)のイヤリングとリングに、ブルーミング・ユーフォリア(Blooming Euphoria)の3フィンガーリングで輝きを放ちレッドカーペッドに現れました。
@messika
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Swarovskiクリエイティブ・ディレクターのジョヴァンナ・エンゲルバートは、JGバラードの短編小説に登場する魅惑の庭に見られる自然の要素からインスピレーションを得た5つのユニークなアンサンブルで、「Garden of Time(時間の庭) 」のドレスコードに応えました。
129年の歴史を持つSwarovskiの芸術性とサヴォアフェールを表現したクチュールコレクションは、精密にカットされた何十万個ものクリスタルに、複雑なジュエルや刺繍が施されています。Swarovskiの喜びにあふれるハウスカラーである、グリーン、ピンク、イエロー、ブルー、ホワイトを基調とし、Swarovskiのシグネチャーであるシリーズの精巧に作られたジュエリーが、輝きに満ち溢れたドレスと調和しました。
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パメラ・アンダーソンは、ビスポークのPandora Lab-Grown White and Pink Diamondsを身にまとい、メットガラでのデビューを飾りました。パンドラにとって、このレッドカーペットでのウォーキングは、Lab-Grown Diamond Jewelryの美しさと輝きをアピールするだけでなく、レッドカーペット・ジュエリーの慣習を再構築するものであり、今年のメットガラのテーマと相乗効果のあるアイデアでした。