「Children of the discordance(チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス)」の2025年春夏コレクションが2024年6月6日、港区立郷土歴史館で披露されました。パリ・メンズコレクションの前に一足早い発表となりました。
“Nothing Usual”をテーマに掲げ、自分の中にある当たり前にあるものを、あくまでも普通に洗練させていくというアプローチ。柄や刺繍、プリント、ジャガード、ボンディング、キルティングなど、様々な手法のテキスタイルを通してかたちを整えていくことによって、このブランド流のミニマルが生まれました。
Tシャツをシュマグ(ゲリラ巻き)のようにしてハーフパンツでストリートテイストに。パッチワークやボロボロに破れすぎたデニムのセットアップ。ミリタリーやストリート、ユーズド感があり、ショートパンツを使ったレイヤードルックが印象的。漫画『AKIRA』のTシャツも登場。こちらは1990年代のTシャツを解体・再構築したものだそうです。
コラボレーションもバリエーションが豊富。バラクラバやヘッドギアはファッションレーベル「JOHN DOE」と。志鎌英明デザイナーが学生だった90年代の熱中したフットボールで憧れのスター選手が着ていたトレーニングウェアやドリルトップを再解釈。UMBROとコラボしてトレンドのブロークコア風スタイルにアレンジ。AVIREX:とはVARSITY JACKETとBOMBER JACKETを一から企画して制作。CMF OUTDOOR GARMENTのフットウェアをアトリエで加工しました。
様々なカルチャーをミックスして洗練させ、ひねりを効かせたChildren of the discordance流の再解釈を加えました。