「VEIN（ヴェイン）」は2025年1月10日(金)、2025-26年秋冬コレクションを発表しました。テーマは「Leaves（葉）」。自然界の葉からインスピレーションを受けています。
葉が集まり森を形成するような有機的デザインと現代のムードを反映した自由なレイヤードスタイリングが印象的です。無彩色をベースに、ミリタリー調の深緑や砂丘を思わせるニュートラルな色合いを組み合わせた配色を打ち出しました。
榎本光希デザイナーが撮影した草木の写真が、テーラードジャケットやスポーツテイストのタイトトップス、レギンス、ラグなどに取り入れられました。ジャケットはシャープなショルダーラインで、パフコートはボリューム感たっぷり。一方で、様々な丈のシャツをレイヤー使い。ヴィンテージ感の漂うスウェットやタンクトップなど軽やかなスポーティなアイテムとミックスしました。
コレクションを代表する「V」のエンブレムが浮かび上がる新作シリーズ「PREP WEAR」は、スポーツチームの練習着から着想を得ました。ユニフォームのような統一感がありながらも、個性が引き立つデザインです。
パンツのウエストボタンを外してファスナーを少し下げ、アンダーウエアをさりげなく見せたほか、ベルトをTシャツやシャツの上からぐるぐる巻きつけたり、シャツがウエストからはみ出していたりと、一見するとラフでだらしないように見えるスタイルをおしゃれに格上げ。こうした既存の美的感覚に少し違和感を与える工夫が施されました。「見覚えがあるようで、確かに初めての感触」とデザイナーは表現しました。
着る人の自由を大切にし、自分好みに合わせて「快適さ」や「解放感」を楽しめるようなスタイルを提案。個性を引き立てる自己表現の手段としてのおしゃれの可能性を広げています。
