「McQueen(マックイーン)」は2025年3月8日、パリ・ファッションウィークで2025-26年秋冬コレクションを発表しました。
「私にとって、ダンディズムとは究極の装飾行為であり、極めて個人的で、遊び心があり、そして反抗的です。それは性格やアイデンティティ、理想主義やジェンダーといった問題を提起します。私は、ダンディの過激な精神が現代世界において永続的に持つ意味を探りたかったのです」とクリエイティブ・ディレクターのショーン・マクギアー氏は語りました。
「ダンディズム」という古くからの美意識に、現代的な視点を重ねて新たな世界を提示しました。オスカー・ワイルドやロメイン・ブルックスといった歴史的な人物たちをオマージュしながらも、現代の多様な価値観を盛り込んでいます。
夜のロンドンをイメージして、細身でシャープなスーツや、ブックプリーツ(本のように折り重ねたプリーツ)が特徴的な高い襟、ヴィクトリア朝風の張りのあるショルダーなど、英国テーラーの伝統を大胆に再構築。クラシックでありながら、反骨的なスタイリングで、誇り高いシルエットを生み出しました。
クラシック×前衛、重厚さ×繊細さという相反する魅力が共存したドラマティックな作品を送り出しました。ダンディズムをモダナイズして、英国らしさに新たな魅力を添えていました。