「Gabriela Hearst(ガブリエラ・ハースト)」は2025年3月10日、パリ・ファッションウィークで2025-26年秋冬コレクションを発表しました。
テーマは「生命の誕生と死の謎」。山形や螺旋、曲線など、有機的なモチーフを織り込み、強くフェミニンなシルエットを描き出しています。
考古学者、人類学者、神話学者のマリヤ・ギンブタスの生涯の仕事はガブリエラ・ハースト氏にインスピレーションを与え続けています。
神聖な蛇は、カシミア ジャカードやプリントなど、さまざまな形で登場。リサイクルデニム、手刺繍の革の「鱗」、そして、シームレスに接合されたパイソン。シームレスなパイソンは、エバーグレーズに拠点を置くInversaからの素材を使用しています。在来野生生物を侵害する外来種を捕獲するプログラムのスキンを再利用しています。
ボンバースタイルのトップとスカートには手織りのレザーを使用。マノス デル ウルグアイの女性職人が手織りカシミアをドレスに仕上げています。ヴィンテージミンクを再利用した縫製を解いた後、家族経営のアトリエで手作業で丹念に再組み立てされます。
最高級の素材を用いつつ、生物環境や持続可能性にも配慮したクリエーションです。文化的な知見に根差した構想がコレクションに奥行きをもたらしています。