「Julie Kegels(ジュリー ケーゲル)」は2025年3月5日、パリ・ファッションウイークで2025-26年秋冬コレクションを発表しました。
「Dress Code」をテーマに掲げて、パワースーツが象徴する権威の「建築」を再構築。解体されたソファはスカートに、アイコニックな椅子はプリントモチーフに。そしてパンプキンクッションはトップスやバッグ、ヘアアクセサリーとして新たに生まれ変わりました。空間の一部をイメージし、まるでインテリアに自然と溶け込むかのような仕上がりとなっています。
ウエストバンドはパンツから解放され、シャツへと移植されています。ステンレススチールのブレスレットは、柔らかなジャージーコートと融合。漆のように艶やかなレザーや木材の突板は、シューズ、ベルト、帽子、そしてガウンへと姿を変え、構造と装飾の境界を曖昧にしています。
空間を着るといった感じで、インテリアをパロディー化したような切り口が知的でウィットフル。ユーモアを帯びた新発想は、朗らかでファニーな新トレンドとなじんで映ります。