「Mame Kurogouchi(マメ クロゴウチ)」はパリ・ファッションウイーク期間中の2026年3月、2026-27年秋冬コレクションを発表しました。テーマは「Reflection」です。
デザイナーの黒河内真衣子氏は故郷・長野の山と仕事場の東京を往来する日々を経て、都市と自然という二つの世界を軽やかに行き来する洋服を提案しています。霧に包まれた山の景色と日本の和ガラスの繊細な質感を重ね合わせた世界観をみせました。
スタイリングは「透明な景色」を思わせるレイヤードが特徴です。極細のナイロンスパーク糸で織り上げた柔らかなファブリックは、湯気のように揺らぐ軽やかな質感を生み出し、アシンメトリーなドレーピングのドレスやブラウスへと広がりを見せます。身体の動きに合わせて布が揺らぐことによって、霧の向こうに広がる風景を思わせるシルエットが描かれました。
ブランドが得意とするクラフト的な表現とアウトドアウェアのデザインコードを融合。フーデッドコートやフィールドジャケットにはクリンソウやホタルブクロなど山の植物をモチーフにしたプリントが施され、静かな自然の情景を感じさせるスタイルに仕上げられています。シアーなアノラックやケープなどの軽やかなアウターは、透明感のあるレイヤリングを生み出し、コレクション全体に奥行きを与えています。
自然の風景とクラフトの感性を重ね合わせながら、透明な景色をまとうような繊細なスタイルを描き出しています。身の故郷の自然や風景をモチーフに取り上げ続ける姿勢からは土地への深い愛情が感じられ、装いにも穏やかなリラックス感をもたらしています。













