今月(1月30日)で終わってしまいますので、お早めに~[E:run]。
「東京アートミーティング トランスフォーメーション展」に行ってきました
@東京都現代美術館(MOT)。
「変身-変容」をテーマに、
人間とそうでないものとの境界を探るという挑発的な企画です。
インターネットやテクノロジーの発達に伴い、
「人間」という形がぶれはじめ、
多様性が生まれつつある現代を象徴する
スリリングな作品が世界各地から集められています。
人類学とアートの接点を探るという趣旨もあり、
人類学者の中沢新一氏と同館が共同で企画しました。
ミュージシャンのビョークをパートナーとすることでも知られる、
NYの現代美術家、Matthew Barney(マシュー・バーニー)の作品は
やっぱり凄い[E:shine][E:sign01]。この展覧会の目玉でもあります[E:crown]。
医学を修めたバーニー氏ならではの、
医療器具を用いて、人体をキャンバスにしたアートは
ちょっとグロテスクですが、みんな目が釘付けになっていました[E:eye][E:diamond]。
ファーストルックを飾ったのが、
ゾウの鼻を持つ人間の赤ちゃんというショッキングな作品「新生児」[E:gemini]。
生命と技術の境界線を踏み越える
Patricia Piccinini(パトリシア・ピッチニーニ)の着想に引き込まれます。
女性の身体の一部分を動物に変えた写真作品
「ハイブリッド」シリーズで知られる
Bharti Kher(バールティ・ケール)の作品や、
1980年代の「ニューペインティング」の旗手の1人、
Francesco Clemente(フランチェスコ・クレメンテ)が描いた、
目を見開いたウサギや昆虫と化した「自我像」にも出会えます。
15カ国・地域から集められた21組のアーティストたちの作品が
見る者の五感を震わせます[E:shine]。
東京アートミーティング トランスフォーメーション展
2011年1月30日(日)まで
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/118