「四国」でアート、島、食、温泉、パワースポットを満喫

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内芸術祭2016

夏休みを頂き、3日間を四国で過ごしてきました。

まずは「瀬戸内国際芸術祭2016」へ。

 

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

6

地中美術館

瀬戸内芸術祭2016

現代アートの集まる「直島(なおしま)」では、草間彌生氏の屋外オブジェ「赤かぼちゃ」を拝見しました。赤い地色のカボチャにトレードマークの黒い水玉を配した、直径約7mの大作。高松港から出発したフェリーが直島に近づくと、最初に目に入るところもうれしい、アートのお出迎え。中に入ることもできます。そして、自転車を借りて島巡り。島の景色を味わいながら、海沿いにサイクリング。安藤忠雄氏が手がけた「地中美術館」へ。建物の大半が地中にありながらも、自然光が差し込む不思議な建築は、その時々の季節や天候、時間帯によって表情を変えます。

光を手がかりに階段を上っていく「オープン・スカイ」(ジェームズ・タレル)、巨大な球体と金箔の幾何学形態が設置された空間(ウォルター・デ・マリア)、自然光のみで鑑賞する「睡蓮」(クロード・モネ)などを、まるで迷路を巡るような感覚で見て回りました。途中、瀬戸内の美しい風景が一望できる「地中カフェ」で一休み。一度に鑑賞する人数を制限したり、靴を脱がせたりといった趣向も、一般的な美術館とは一風変わっていました。

 

瀬戸内芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

翌日は、桃太郎が鬼を退治した「鬼ヶ島」のモデルともいわれる「女木島(めぎじま)」へ。こちらも高松港からフェリーで向かいます。直島より小さくて、歩いて廻れる規模のほっこりとしたムードの島です。フェリーが女木島に近づくと、約300羽のカモメが見えてきます。木村崇人氏による屋外アート作品「カモメの駐車場」です。近くの海沿いにそびえるのは、禿鷹墳上(はげたか・ふんじょう)氏の「20世紀の回想」。地面に置かれたグランドピアノの上に4本の高い帆柱が立てられ、たくさんの白い帆がはためいています。島を歩いていると、伝説にちなんだ鬼のオブジェにあちこちで出会います。盆栽をアート的に見せていたのは、「平尾成志×瀬ト内工芸ズ。 / 香川県盆栽生産振興協議会」の「feel feel BONSAI」。盆栽の過去と現在、未来を示す展示を、古風な民家内で披露していました。

 

瀬戸内国際芸術祭2016

ランチ休憩の場所に選んだのは、レトロで渋い民家を生かした「レストラン イアラ 女木島」。出張料理人のソウダルア氏が手がけたお料理をいただきました。アートと食が融合した優雅なひとときを過ごしました。ソウダ氏とパチリ♪ レストランとつながった別の建物では、レアンドロ・エルリッヒ氏の体験型アート作品「不在の存在」を公開。目をもてあそぶ錯覚を使った仕掛けを楽しみました。

 

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

そして、てくてく歩いて、依田洋一朗氏が手がける「ISLAND THEATRE MEGI 『女木島名画座』」へ。もう使われていない倉庫を活用し、ノスタルジックな名画座(再上映主体の映画館)に仕立て直すという大がかりな仕掛けです。シアター内には映画とニューヨークにちなんだ固有名詞やイラストが壁一面に描かれ、名優たちの肖像画風作品も掛けられています。館内では実際に映画館の座席やスクリーンが設置され、映像も上映されています。マンハッタンの古いシアターの記憶をアート作品化するという発想に、NYで過ごしたという依田氏ならではのNY愛が感じられ、NY好きの私としても共感するところがありました。

 

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

瀬戸内国際芸術祭2016

近くにある大竹伸朗氏の「女根(めこん)」は、休校中の小学校が舞台。流れ着いた鉄骨のブイを、南国の植物と絡ませた作品には、奇妙な生命感が宿っています。周囲はけばけばしいネオンカラーで彩られ、近未来感覚が響き合います。カオス*ラウンジが手がける鬼の家 第2会場「鬼の記念館」では、鬼ヶ島伝説をモチーフに、古い民家内でオブジェやイラストを展示していました。

瀬戸内国際芸術祭の会場はかなり分散していて、ほかにも行きたいところがたくさんありました。フェリーと電車を乗り継ぐ都合から、ごく一部しか見られませんでしたが、2日間ともよそでは体験できないアートな気分に浸れました。

 

こんぴらさん

こんぴらさん

こんぴらさん

3日目の最終日は四国随一のパワースポット、金刀比羅宮(ことひらぐう)こと、「こんぴらさん」にお参り。合計1368もの石段があるのですが、猛暑日だったうえ、初めてということもあり、無理をせず、御本宮の765段まで頑張って上りました。「幸福の黄色いお守り」もゲット。汗だくになりながらも、杖のおかげでどうにかたどり着くことができました。こんぴらさん、ありがとう。

 

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

琴参閣

今回滞在したお宿は、ことひら温泉の「琴参閣」。島へのアート行の往き帰りは、のどかな雰囲気の琴電で片道1時間かかりましたが、宿では疲れた体も温泉でリフレッシュ。開放感たっぷりの露天風呂も部屋に備わっていて心地よく過ごせました。地元食材のオリーブ牛や海の幸を使った、おいしい料理を堪能。うどん県・香川らしく、讃岐うどんもしっかり食べました。島とアート、食、温泉、さらにパワースポットと、欲張りで贅沢な3日間で、たっぷりリラックス&充電できました。

 

琴参閣

琴参閣

琴参閣

瀬戸内芸術祭2016
http://setouchi-artfest.jp/

ことひら温泉「琴参閣」
http://www.kotosankaku.jp/

金刀比羅宮
http://www.konpira.or.jp/

 

 

********************************

◆グラム 宮田理江の「ファッションeye」更新中

◆アパログ 宮田理江の「おしゃれhack」更新中

Go to top