調香師のジャン=クロード・エレナ氏は高級フレグランス業界で長く活躍し、有名ブランドのヒットフレグランスを数々創作してきた人物だそうです。専属調香師を務めた「エルメス」での仕事も有名です。そのエレナ氏は2019年からオルファクティブ(嗅覚の)ディレクターとして、「LE COUVENT MAISON DE PARFUM(ル クヴォン メゾン ド パルファム)」で自らフレグランスを創作しています。
1614年に南フランスのプロヴァンスに建立されたミニム修道院から始まった「ル クヴォン メゾン ド パルファム」は、希少な植物原料と添加物の排除にこだわったヴィーガンフレグランスブランドです。100%ヴィーガンにこだわり、動物由来原料を一切使用せず、動物実験も行わないことを保証するThe Vegan Society(ヴィーガン協会)により正式認証もされています。
エレナ氏が自ら調香を手掛けるコレクション「SIGNATURE(シグネチャー)」は高貴で希少なナチュラルな素材を使用し、ユニークでラグジュアリーかつ親しみやすい、現代的な香りが特徴です。
その「シグネチャー」からスパイシーなマリンウッドの香りの新フレグランス「シグネチャー VETIVERA(ベチバー)」が11月4日に登場しました。ベチバーとは主に熱帯地方に生育する植物。重厚で高貴な香りが特徴です。フレッシュでありながら温かみのある香りは、香水に独特の個性と深みを添えてくれます。
50年以上にわたってフランスのフレグランス界で活躍してきたエレナ氏は「ル クヴォン メゾン ド パルファム」と組んだ理由について、「誰もが手に取れる価格ながら、ユニークで高級なフレグランスを希少な植物原料と高貴なエッセンスを使用して仕上げている点に、魅力を感じた」と語っています。
昔は上流階級の人たちだけのたしなみだった香水も、時を経て次第に一般化していき、今では誰もが気軽におしゃれのアクセントや自己演出の手段として身にまとうようになっていく民主化が進みました。エレナ氏が手掛ける「シグネチャー」の広がりはオートクチュールからプレタポルテへと一般化の道筋をたどったファッションと通じるところを感じさせます。
そのほかにも、動物の魅力あふれる個性を表現したコレクション「シンギュラー オーデパルファム」や、ミニム修道院の庭園の香りを表現したコレクション「ボタニカルコロン アブソリュート」など様々なラインナップが「ル クヴォン メゾン ド パルファム」ではそろいます。
日々の暮らしにリズムやスパイスをもたらしてくれる存在と言えるのが、香水に代表される「香り」。納得のファッションに身に包んだ日はその日ずっと気分が浮き立つのと同じく、お気に入りの香りも、自意識やモチベーションを刺激してくれる、おしゃれのキーパーツと言えます。
ベチバーに、ブラックペッパーと潮風の香りを合わせたスパイシーなマリンウッドの香りは、性別も世代も超えたジェンダーレス、エイジレスな魅力的な香りの存在になってくれそう。
自分にとってだけではなく、周囲の人たちにも香りを通して自分らしい雰囲気や、内に秘めたエモーションなどを伝える、目に見えない自己表現のツールとして使ってみてはいかがでしょうか。
ジャン=クロード・エレナ氏の「シグネチャー」
https://lecouventparfums.jp/view/category/ct54
ル クヴォン メゾン ド パルファム
https://lecouventparfums.jp/