■PHIBERY(フィべリー)
ルームウエアや肌着にしたくなるような気持ち良さげな薄手のカットソーを主体に展開されたコレクション。バンブー(竹)繊維やNANO MIX(マイナスイオン/遠赤外線効能生地)を使用したカットソーが新鮮。快適な着心地を追求したテキスタイルを、ドレープやアシンメトリーなどで変化を付けて動きのあるトップスやスカートに仕上げていた。透けるシフォンを、裾に重ねて、エアリー&リュクス感をプラスしたものも。
■everlasting sprout(エヴァーラスティングスプラウト)
春が待ち遠しくなるほどの日だまりに合う春色満載の服は、きっと着ている本人も見ている人も笑顔にしてしまう。そんな雰囲気がいっぱいのコレクションは、リラックス感あるゆる系サルエルパンツやスウェット風パンツに、ラグランスリーブのニットとの合わせがなんとも愛らしい。モールがフリンジのように付いたり、多色使いだったりと、ブランドアイコンのニットも表情豊か。半袖のカーディガンは昭和初期のムードが漂うレトロキュート調。
■ODRADEK(オドラデック)
メンズもデコってレース、フリルで盛り服。パールの付いたスウェットやスニーカー、裾にレースの付いたハーフパンツ、レースのジャケット、フリルがいっぱい付いたパンツやスニーカー、キラキラ・スワロなど、デコラティブなものが続々。花コサージュ付きのものもあって、バリエが豊富。これらをキュートではなく、ちょいロックテイストに落とし込んで着こなすのがポイント。
■翡翠(HISUI)ヒスイ
マイクロミニ旋風! そして、オールホワイト。秋冬トレンドのブラックから一転、オールホワイトが今の気分を象徴。透けるオーガンジー素材を取り入れたり、肩や胸、背中のパーツの一部分を魅せる肌のポイント魅せが切り札。キュートなミニワンピやスカートは実は直線のみのパターンで仕上げられ、清い雰囲気が漂う。ミラーが付いた服はフューチャーテイスト。ミニワンピの脇部分がパックリ肌見せしていたり、モコモコ素材の水着のようなウエアにはバンドが包帯のように巻かれ、世界的トレンドのボンデージ風テイストも「翡翠」流にミックス。
■DFTOKYO(MEXICAN CULTURE)
日本メキシコ友好400年記念として開かれた、メキシコの気鋭デザイナーたちのファッション展。
Carla Fernandes
ハンドメイド、テキスタイルのスペシャリストである先住民の職人たちと協力して仕上げているそう。伝統衣装やショールを、現代的にアレンジした服が並ぶ。手仕事をふんだんに織り込んだデザインと、構築的なフォルムが新たなテイストミックスに。
Alejandra Quesada
メキシコとパリでファッションを学び、その後、イザベル・マランやアレキサンダー・マックイーンの元で経験を積んだ後、ブランドを設立。刺繍や手工芸文化に独自の感性を融合したコレクションに定評がある。植物や花、鳥、フルーツなど自然界にあるモチーフを好んで用いる。
Trista
男性デザイナーデュオが手がけるブランド。人体構造がインスピレーション。ドレープやボリューム感のあるシルエットは一見、扱いが難しそうに見えるが、実は、機能性にも優れているそう。影になるとドレスの肩が人の顔に見えたりするアイロニーとファンタジーが溶け合うコレクション。
TEMORES
元ファッション誌のスタイリスト、Carlos Temores氏が立ち上げたブランド。体を締め付けないゆったりめのシルエットを基調とし、男女両方が着ることのできるユニセックス服や、前後逆に着ることのできる2way服など、ユニークでアイデアフルな作品が並んだ。
Gabriela Artigas
LAやNYのハイエンドストアでも展開され、ファッショニスタたちからも注目を集めているジュエリーブランド。装飾と防具の線引きを曖昧にしながららも、パーツやマテリアルにこだわり、贅沢な遊び心を加えている。