フェミニンで強い女性像を打ち出した「motonari ono(モトナリオノ)」の
コレクションは、ルージュのような鮮烈レッドのパテントレザーやファーなど
リッチな素材を使って、スタイリッシュでモードなムードを招き入れた。
ペンシルライクなスカートやパンツで、ボトムはシャープにまとめあげ、
肩や腕周りにファーやラッフル、レースを施し、トップにボリュームを寄せた、
主張するスタイリングは、次シーズンを牽引しそうなルック。
ベルベットやレザー、レース、サテンなどの艶めく素材を使って
センシュアルでグラマラスなコレクションに仕上がっていた。
日本の伝統技術を現代服に落とし込む服を発表し続けている
「araisara(アライサラ)」は、今回が東京コレクションでは最後となり、
次回からはパリで発表されることになった。日本と中国の文化を
服で引き合わせ、テーマを「阿那曲」と設定。
日本の友禅技法「濡れ描き」と、中国の類似技法を、伝統的な
東洋の文化として重ね合わせた。「濡れ描き」は、生地を濡らした
状態の上に、絵を描くことによって、滲み出したあいまいな美が生まれる。
この技法を使って、東洋の山水画のようなモチーフを、白×黒の特徴を
そのままに服で表した。布がキャンバスになったかのよう。
アシンメトリーなカットや大胆なバックシャンスタイルが
ゆらめく美しさをさらに深めた。
色、柄、素材などあらゆるものをミックスした「MACARONIC(マカロニック)」。
デニムやスウェット、ニット、ファーなど、様々な異素材をドラマティックに
組み合わせたり、リメイク、パッチワークしたりと、服のマテリアルや
カテゴリーを踏み越えるようなボーダーレスなレイヤードルック。
何枚ものスカーフをつなげたボリュームフルなヘッドドレスと、ビーズや
おもちゃがたくさんあしらわれたシューズで、上下にボリュームを出した。
腕周りにファーを施したアウターやキルティング素材のブルゾンなど、
スタイリストとしても活躍するデザイナーらしく、旬アイテムをとらえつつ、
リメイク風にアレンジして、オンリーワンの装いに仕上げていた。
2月にNYでも発表された、NYの人気気鋭デザイナー、
Prabal Gurung(プラバル・グルン)氏をチーフデザイナーに迎えた
オンワード樫山の「ICB NY」エクスクルーシブコレクション」が発表された。
ジャケットやコート、ワンピースなど、働く女性に不可欠なアイテムを、
洗練されたおしゃれ服としてアレンジ。すっきりしたフォルムに、
シャープなカッティング、目を惹くスラッシュ使いなどでエッジを効かせ、
グレードアップした作品を披露。鮮やかなオレンジ、イエロー、ピンクなどを
黒と合わせ、大人のカラーブロッキングでアッパーなムードを醸し出した。
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