Alexander Wang／Alexander Wang
3.1 Phillip Lim／3.1 Phillip Lim
Michael Kors／Michael Kors
Ralph Lauren／Ralph Lauren
Calvin Klein／Calvin Klein
Anna Sui／rag & bone
Diane Von Furstenberg／Carolina Herrera
Jason Wu／Thom Browne
DKNY／Donna Karan New York
Boy. by BAND OF OUTSIDERS／Catherine Malandrino Black Label
Thakoon／J. Mendel
Tommy Hilfiger／Theyskens’ Theory
Karen Walker／BCBGMAXAZRIA
Tory Burch／Alexandre Herchcovitch
Jill Stuart／Tadashi Shoji
Vivienne Tam／Tracy Reese
Milly／Alice + Olivia
Nanette Lepore／Monika Chiang
Helmt Lang／Richard Chai Love
Lacoste／Clover Canyon
ICB by Prabal Gurung／Rebecca Minkoff
Nicholas K／Rachel Comey
Steven Alan／Rebecca Taylor
Mathieu Mirano／Marissa Webb
Timo Weiland／La Perla
Leather Japan／Adeam
J.Crew／J.Crew
Moncler Grenoble／Moncler Grenoble
2013-14年秋冬NYファッションウイークが終了し、無事に帰国しました～[E:airplane]。
今回のNYコレクションでは、アンドロジナスなセクシーを感じました。
フェミニンとマスキュリンがさらに自然な感じで溶け合った、ジェンダーを
またぐムード。いつものNYコレクションより少し大人っぽい印象でもあります。
そして、中性的なユニセックスとは違って、男女それぞれのよさを
いいとこ取りしたような「第３の性」の気分も感じられました。
ボディに膨らみを持たせたシルエットは、丸みを帯びたＵ字肩や
張り出した立体感、なだらかな曲線などがユーモラスで朗らかな表情。
フェティッシュでありながら中性的な雰囲気を醸し出した新ボリュームに注目です。
柄は春夏に比べるとぐんと減りましたが、英国紳士服の王道的な
柄模様であるハウンドトゥース・チェック（千鳥格子）やグレンチェックなど、
ありきたりのチェック柄ではない、割と大人顔の伝統的モチーフが目に付きました。
レオパードは大柄になってカムフラージュ風にアレンジ。
色は黒を軸に、ミッドナイトブルー、フォレストグリーンといった
大人エレガンスを漂わせる深い色が打ち出されていました。
素材の面では、張り感のあるしっかりしたマテリアルが脚光を集めそう。
なかでも新鮮なのは、ダイビングスーツに使われるケミカルな
ハイテク素材（ネオプレン）。ボンディング、キルティングなどの
スポーティな仕上げに生かすと、独特の質感が際立ちます。
レザー、パテント、ツイード、ファー（リアルorフェイク）、
ベルベットなどリッチな風合いの素材もたくさん登場。
メタリック、コーティング加工を施して光沢やつやめきを
持ち込む手の込んだ演出も見られました。
早速、次シーズン（2013-14年秋冬）トレンドを予測し、
主なキーワードとともにご紹介します。
◆ユーモラスなショルダーシルエット
丸みを帯びたマグネットライン（Ｕ字肩）、なだらかな曲線（コクーン）、
バナナスリーブ、張り出した立体感、オーバーフォルムなど、
肩周りのふくらみや人なつこい表情に注目です。
肩にアクセントがあるとはいえ、パワースーツのような強い女性像を
打ち出すのではなく、あくまでフェミニンなムードを基調にしているのが、
来季の新傾向です。張りのある素材でボリュームを出したフォルムによって
アンドロジナスでインディペンデントな新しい女性像に輪郭を与え、
内なるセクシーをそこはかとなくまとうような雰囲気です。
力みすぎず、強がらないけれども、何にももたれかからないような、
芯のしっかりした現代女性のイメージです。
◆アウターを主役に
とにかくアウターが多かった今回のNYコレクションでは、
コートのバリエーションがたくさん披露されました。
レザーアウター、ライダース、ブルゾン、ボマージャケットと、
アウターも毎日着替えるようなスタイリングを提案。
アウターをおしゃれの軸にした着こなしです。
アウターのシルエットもジャケット丈やオーバーサイズ、
コクーンシルエットなど、丈やボリュームに従来以上の変化が現れました。
伝統的な紳士服のサビルロウ的なアレンジも取り入れられ、
来季のアウターは新調したいものがたくさんお目見えしそうです。
◆ハイテク素材、キルティングをアッパーに昇華
アスレチックを思わせる着こなしは、ここ数シーズン続いていますが、
さらに進化したのを感じます。ネオプレンのようなハイテク系素材や、
張り感を出すキルティング加工を使いながらも、クラシックな
フォルムに仕上げる整え方が新味を出しています。
素材と加工の両面でふくらみを持たせたアイテムが増えました。
アウターはスポーティだけど、足元はヒールで合わせてグラマラス＆リッチな
雰囲気で着こなすといったアッパーで都会的なスタイリングに
落とし込むのが実用的な装い方になりそうです。
◆レザー、パテント、メタリック、コーティング
いつもにも増して、レザーが多かった今回のNYランウェイ。
レザーを布帛のように使って、コートやジャケット、トップス、
スカートなど、ありとあらゆるところに持ち込んでいました。
レザーの代わりに、合皮やパテントレザー（エナメル）なども多く見られました。
コーティング加工されたものやメタリック素材、ベルベットなど、
光とつや感を放つ素材に関心が集まりそうです。
◆マテリアルブロッキング
カラーブロッキングに続き、レザーやファーなどの異素材を
ミックスして仕上げる「マテリアルブロッキング」が脚光を浴びました。
身頃の一部や袖、裾などを異なる素材でブロッキングした服が提案されました。
一見、複雑なレイヤードルックのような着こなしに見え、それでいて、
すっきりと落ち着いたシルエットが大人っぽい風情を生み出しています。
服の縁や裾にだけレザーをあしらうようなトリミングも多用されていました。
◆襟元、ニット帽
襟元ディテールにも注目が集まります。品格ある飾り襟シャツや、
首の詰まった貴婦人風など、ネック周りをシックに仕上げた
トップスが目を惹きます。襟の縁取りだけカラーブロックされた
スポーティなデザインもあり、首周りを色めかせる演出が相次ぎました。
ストリートで流行っていたニット帽が多くのブランドのランウェイに登場。
着こなしにヌケ感を出すのに一役買う便利なプチアイテムです。
◆英国紳士服・サビルロウの伝統チェックをモダンに
ロングトレンドになっているチェック柄は、まだまだ衰えません。
ただ、普通顔のチェックは少し影が薄くなり、紳士服テイストの濃い
ハウンドトゥース（千鳥格子）やグレンチェックが新たな主役に浮上。
スポーティなアイテムとミックスしたり、コーティングやグリッター加工で
表情を変えたりするネオチェック使いが楽しめそうです。
◆60年代モッズ、90年代グランジ、ロシア、ミリタリー
おしゃれのスパイスとして頭角を現しそうなのが、60年代に流行った
モッズコートやミリタリーパーカなど。2013春夏から続いている
90年代グランジファッションも現代的なアレンジでよみがえります。
ロシアンリッチへの目配りもあってか、ロシア趣味を思わせる
アウターも新顔に加わってきています。
◆深い色をベースに鮮やかな差し色
色目は全体的に落ち着いた黒やグレーが基調。
ミッドナイトブルー、フォレストグリーンといった、
ノーブルな装いになじむ深みのある色も多く見受けられました。
そこに、鮮やかなフューシャピンク、レッド、ブルー、グリーン、
オレンジ、イエローなどを差し込む色使いが気になりました。
会場を訪れたファッショニスタの着こなしでは、ブルゾンや
ボマージャケットなどの新顔アウターをさっそく取り入れた姿を発見。
ライダースジャケットの上にトレンチコートを重ねた「アウターonアウター」は
寒いNYらしい。レザーのトップス、レザースカート、レザーパンツと、
レザーを取り入れた着こなしはあちこちで見受けられました。
またニット帽やベースボールキャップなどスポーティな小物をリッチな装いに
合わせるミックスコーデのほか、ストライプやサイドライン入りの
トラックパンツをエレガントに昇華させた着こなしも目に付きました。
都会生活自体にスポーツのようなところがある上、様々なスポーツが
身近な点で、スポーティ×リッチな装いはNYらしくもあると実感しました[E:diamond]
「Facebook」にもたくさん写真をUPしてありますから、ご覧ください[E:happy01]。
↓
www.facebook.com/rie.miyata.37
2013-14年秋冬NYコレクション・リポートを執筆しましたので、
こちらも合わせてご覧くださいませ[E:heart]
↓
[E:ribbon]3.1 フィリップ リム（3.1 Phillip Lim）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/31philliplim/
[E:ribbon]ディーケーエヌワイ（DKNY）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/dkny/[E:ribbon]カルバン クライン（Calvin Klein）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/calvin-klein/
[E:ribbon]トム ブラウン（THOM BROWNE）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/thom-browne/
[E:ribbon]アナ スイ（ANNA SUI）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/anna-sui/
[E:ribbon]トリー バーチ（TORY BURCH）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/tory-burch/
[E:ribbon]ダナ キャラン ニューヨーク（DONNA KARAN NEW YORK）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/donna-karan-new-york/
[E:ribbon]トミー ヒルフィガー（TOMMY HILFIGER）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/tommy-hilfiger-womens/
[E:ribbon]ボーイ バイ バンド オブ アウトサイダーズ（Boy. by BAND OF OUTSIDERS）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/band-of-outsiders/
[E:ribbon]カレン ウォーカー（Karen Walker）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/karenwalker/
[E:ribbon]ダイアン フォン ファステンバーグ（DIANE von FURSTENBERG）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/diane-von-furstenberg/
[E:ribbon]タダシ ショージ（TADASHI SHOJI）
http://www.apparel-web.com/collection/2013aw/newyork/tadashi-shoji/
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NY・ロンドン 2013年春夏コレクションまとめ
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