【東コレ】「SOMARTA」「everlasting sprout」「HIROKO KOSHINO」「doho」「KINO」「JOTARO SAITO」

第4回 「東京発 日本ファッション・ウィーク」(JFW)

So1■SOMARTA(ソマルタ)
デザイナー 廣川玉枝(ひろかわ・たまえ)氏
http://www.somarta.jp

So2テーマは「変幻自在な人/変身能力がある人」。
宇宙の中やプラネタリウムの世界に居るみたいな感覚になったコレクションは、モデルが目の回りから頬にかけてスワロフスキーのようなジュエリーを付けて登場。タイツやグローブにまでもあしらわれていました。黒いボディーに輝くジュエリー。ジュエリーを身にまとい、その上に手仕業ざっくりニットが合わせて立体感を出していました。ニットを新しい形で魅せた。最後は全身ジュエルが付いたボディースーツで登場。「SOMARTA」の商品は現在、「リステア」で取り扱いしているそうですが、これらのコレクションが銀座の黒いショップに並ぶのはかなり納得。力強く見せつけてくれたモード・スタイルでした。

Ever1■everlasting sprout(エヴァーラスティング・スプラウト)
デザイナー 村松啓市(むらまつ・けいいち)氏&関紀子(せき・のりこ)氏
http://www.everlasting-sprout.com/

Ever2会場に入ると、雨と雷の音が流れ、そこは雨が降った後のように床は濡れている。そしてものすごく寒い……。このシュチュエーションに合わせているのでしょう、クーラーをかなり効かせているのでとにかく寒かった。しかし、ショーがスタートすると得意のニットスタイルが続々と登場。暖色系のイエロー、オレンジ、レッドなどの色使いがとてもキレイだった。ワンピースのように見えるコンビネゾンやニットのショートパンツなどコンフォタブルでオシャレなアイテムです。カラータイツの上にモヘア素材のハイソックスとの合わせもキュートでした☆

Hiro1■HIROKO KOSHINO(ヒロコ・コシノ)
デザイナー コシノ ヒロコ氏
http://www.hirokokoshino.com

Hiro2テーマは「サンクトペテルブルク楽章」。
ロシアの街をテーマに、ロシアの貴族のようなスタイルをしたモデルが登場しました。貴族スタイルを着心地の良さそうな素材やニューシルエットで仕上げていました。多く見られた素材がベルベット。流れるようなラインのジャージー風ベルベット素材でミニドレスやジャケットなど披露。腕の部分がタップリとしたラグランスリーブも多く見られました。最後は額縁の中にモデル達が入って絵になるといった演出。さすが、大御所ブランドらしく、会場の最前列には、デヴィ夫人をはじめ、森英恵さん、片山さつきさんなどいらっしゃってそちらにも思わず目がいってしまいました(笑)。

Do1■doho(ドホ)
デザイナー DO HO(ドホ)氏
http://www.doho.co.kr

Do2テーマは「都心の中の新貴族主義」。
「あなたは人生の主人公です。その主人公のためにデザインする」がデザイナーのコンセプト。貴族風なスタイルをアバンギャルド&ゴージャス。全身ブーツまでゴールドのコーディネートは、薄手のストレッチ素材やハイテク素材をミックスしたレイヤードスタイルやリッチでゴージャスな毛皮のジャケットをはじめ、毛皮のプルオーバーやチュニックなどリッチな素材を惜しげもなく使用。韓国のアバンギャルドスタイルを発表。

Kino1■KINO(キノ)
デザイナー 石川智恵(いしかわ・ともえ)氏
http://www.kino-inc.com/

Kino2テーマは「JET SETTER」。
プレゼンテーション形式で行われました。
自家用飛行機で世界中を駆けめぐるジェットセッターは、華やかでありながら機内の中でシワにならない機能的な服が必要。そんなシチュエーションにも対応できるのは一枚で気軽に着れるワンピース。ディテールや素材が凝ったクラシック風ワンピースは素材がしっかりしてシワにもならなさそう。そのほかにパンツルックなど披露しました。

Jo1■JOTARO SAITO(ジョウタロウ・サイトウ)
デザイナー 斎藤上太郎(さいとう・じょうたろう)氏
http://www.san-sai.com

Jo2テーマは「百鼠(ひゃくねずみ)」。
江戸時代、民衆の色彩関心が高まってきたなか、茶とともに流行色の花形で合ったのが鼠色(ネズミ色)です。今でこそシックな色がカッコイイいといわれますが、江戸時代の着物の流行色であった地味な鼠色にこそ粋を感じたそうです。微妙にニュアンスが違う鼠色は100色にも及んだそうです。ピンクグレー、チャコールグレー、ブルーグレー風な微妙に違ったグレーの着物はキラキララメやグリッターの帯しめや足袋、下駄などでミックス。モデルのメイクは目のまわりを真っ黒にし、お団子ヘアでまさにレトロフューチャー風です。
最後にデザイナーの斎藤さんが着ていたデニム素材のメンズの着物、かっこよかったです☆

~関連記事~

(2007年3月13日ブログ)
【東コレ】「mercibeaucoup,」「翡翠」「support surface」
http://fashionbible.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/mercibeaucoupsu_c369.html

Go to top