ファッション甲子園(主催:ファッション甲子園実行委員会)の節目となる第20回が開催されました。ファッション甲子園は次世代の若者の人材育成を目指す、高校生を対象にしたファッションデザインコンテストで、今年で20周年を迎えました。
北は北海道、南は沖縄まで全国各地の高校が出場して競う選手権大会です。実行委員会は弘前商工会議所、青森アパレル工業会、青森県、弘前市で構成。地元の繊維産業振興に向けて、町ぐるみで運営に取り組んでいる点や、若い世代がファッションへの夢を育てる貴重の場となっていることが評価され、2020年には第38回毎日ファッション大賞(主催:毎日新聞社)で、長らく業界に貢献した人や団体に贈られる鯨岡阿美子賞を受賞しています。
今年も全国各地の高校が出場し、次世代のファッション業界を担う若者の才能を開花させる場となりました。今年は20回大会を記念して海外ファッションブランド協会からの特別賞も設けられ、海外ファッションブランド協会会長の有賀昌男氏と海外ファッションブランド協会理事の三木均氏が特別賞の審査に参加。審査員は大塚陽子氏(ファッションジャーナリスト)、原由美子氏(ファッションディレクター)、AKI氏(GUT’S DYNAMITE CABARETSファッションデザイナー)、天津憂氏(クリエイティブディレクター)です。
全国95校から寄せられた応募総数2248点から選ばれた34チームのデザイン画が実際の衣装となって登場。新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、出場チームの青森県弘前市への来場は見送り、作品審査は、事前に出場チームから提出された衣装(マネキン着せ付け)・ウォーキング動画・衣装写真を基に非公開で審査。表彰式やその様子はYouTubeでライブ配信されました。
次世代のファッション業界を担う若者の目標となるアワードとして、広く知られたコンテストが20回の節目を迎えたのは、実に喜ばしいことです。ファッションの担い手を育てるうえでとても意義の大きい取り組みと言えます。
ファッション甲子園第20回大会特設ページ
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ファッション甲子園
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