ついにグローバルファッションブランド「SHEIN(シーイン)」のリアル型ショールーム「SHEIN TOKYO(シーイン トーキョー)」が2022年11月13日(日)、東京・原宿のキャットストリートにオープンします。一足早くプレス関係者向けの内覧会に行ってきました。
まず、リアル型ショールームとは何かというと、オンライン販売に特化してきたシーインが構えた、試着可のショールームです。ショップではなくショールームだから、店内で代金を支払うのではありません。商品を見て、欲しくなったときは、スマホアプリで購入する流れです。
QRコード付きなので、その場で読み込むと、SHEINのページに飛んで、そのまま購入できる仕組みになっています。商品はその場では持って帰れません。でも、後日、配送で届くので、その場で荷物にならないのはかえって好都合。実際に商品を見て試着できるので、商品選びの納得度が高まるわけです。
このような「ショールーミングストア」は、商品を見ることや、試着することはできるものの、その場では購入できない形式を指します。ストアは「売り場」ではなく、「品物を見て触って確認する場」という位置付け。今回の「シーイン」のストアは買う側に共感を呼び掛けるようなアプローチが目立ちます。
ショールームにしては大きく感じられる床面積201平方メートルで、開放感のある2階建ての建物。今回のオープン時は350商品、27体のマネキンをそろえました。今回は「CanCam.jp」がSHEIN TOKYOの世界観に合わせて、コーディネート提案し、トレンドスタイリングを表現。シーインを身近に感じてもらえるような演出となっています。
トレンドキーワード別に商品が並べられ、リアルなスタイリングも提案。トレンド感のある服だけでなく、オン・オフで兼用しやすい服や、パジャマ、アクティブ系、そしてメンズやキッズ、ペットの洋服まで用意されています。2階にはコスメコーナーも登場。幅広いジャンルの商品ラインアップが魅力です。
「Wear Your Wonderful」をブランドコンセプトに掲げ、多様性をうたっています。年齢、性別、体型、国などの垣根を越えてボーダーレス。2020年から日本でもウェブサイトやアプリでファンを増やしてきました。SHEINをこれまで利用した人からも、まだ利用していない人からも、購入前に実際の商品を見て触ってみたいという要望が多く、今回のショールームオープンが実現したそうです。
フォトブースや試着ルームが設置されています。3つのフィッティングルームはそれぞれ個性的な造りで、試着しながら写真が撮れます。SNSに公開したり、知り合いとシェアしたりしたくなる仕掛けです。
買う側も一緒になってSHEINを盛り上げてもらう手法は今流のマーケティングと言えるでしょう。トレンドグッズが当たるSHEINガチャガチャもカウンターに用意されています。店内のあちこちに鏡が配置されているのも自撮りを誘う演出です。
ECプラットフォームの枠を超えて楽しめるショールームは、ストアでありながら、メディアのようでもあります。「シーイン」の場合は、リアルに実物を見たり触ったりできる機会がほかにはないだけに、なおさらレア感も。新しいショッピング体験を提案しているかのようです。
オープン: 2022 年 11 月 13 日(日)
営業時間: 11:00~19:00
※オープン日時・営業時間につきまして、予告なく変更になる場合があります。
住所 : 東京都渋谷区神宮前4-25-9 ・ 2F b town C 棟
店舗面積:床面積 201 ㎡
展示:フィッティングルーム 3 部屋 フォトブース /SHEIN ガチャ
~関連記事~
実店舗ゼロでもSNSで人気拡散 「SHEIN(シーイン)」急成長の理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/miyatarie/20220806-00308691
「SHEIN(シーイン)」、東京・原宿に「SHEIN TOKYO」をオープン 試着可のショールームが誕生
https://riemiyata.com/news/66093/