学校法人 岩崎学園 横浜fカレッジは2023年9月30日(土)、KAAT(神奈川芸術劇場)で「120th FASHION&BEAUTY LIVE」を開催しました。高校生を含め、約1000人が来場。本イベントは今年で120回目という記念すべき節目を迎えました。
横浜fカレッジでファッションやトータルビューティーを学ぶ学生たちが自分たちの技術やアイデアを競う、年に1度の特別なコンテストです。審査部門にはビューティーデザイン部門とファッションデザイン部門の2つがあります。
今年は学生たちから約793点のデザインが応募され、事前審査を経て最終選考に残った40の作品がランウェイに登場しました。学生たちはこの日のために約3カ月をかけてデザインや縫製を行いました。KAATの大きな会場内に集まった客席からは声援や拍手が送られ、会場はまるでコンサート会場のような熱気に包まれました。
ファッション、ビューティー業界の第一線で活躍しているスペシャリスト8人が審査を担当。グランプリを決定しました。
ビューティーデザイン部門ではビューティースタイリスト科2年の山口桃果さんのチームが、ファッションデザイン部門ではファッションライフデザイン学科3年の芹澤百香さんの作品が、それぞれグランプリを受賞。受賞者はステージで受賞の喜びをを語りました。
山口さんのテーマは「triton」。モチーフは海のサンゴ礁です。サンゴ礁のカラフルでエキセントリックな様子をヘアメイクで表現。「イメージに近づけるために道具などを試行錯誤しながら、頑張って作りました。将来はクリエイティブな作品を美容の世界内外に発信できる美容師になりたいです」と夢を語りました。
芹澤さんのテーマは「彁(か)」。二面性や美醜、裏表を表現しています。「1年生から参加しているイベントなので、今年もファッションで最大限に自己表現できればと思い、参加しました。作品に、300枚以上の布を使用しているので、裁断、縫い合わせに力を入れました。表現したものを、他の方々がそれぞれの解釈をし、純粋にこのイベントを楽しんでいただけたことも、とても嬉しく思います」と思いを伝えました。
さらに、エキシビジョンではOPAとやまぎんが主催したデザインコンペティション「Sustainable Uniform Design Award 2023 A/W」でグランプリを受賞した長沼綺星さんがデザインしたOPA秋冬インフォメーション制服がお披露目されました。
こちらは、2社が協働するサステナブルプロジェクトの第3弾。ファッションを学ぶ学生から、前衛的で年齢やジェンダーの枠にとらわれない発想のインフォメーション制服デザインを募集しました。実際に自身がデザインした制服を見た長沼さんは、「授業で学んだSDGsのことや、ジェンダーレスなデザインについて、自分で調べながら今回の制服デザインに取り組みました」と話していました。
そのほかにも、学生によるダンスパフォーマンスや、姉妹校の横浜デジタルアーツ専門学校の学生バンドによるライブパフォーマンスがステージで披露されました。楽しさと感動を分かち合う、120回目のイベントは盛況のうちに幕を閉じるました。
ファッション・ビューティー界の未来を担う才能のきらめきがステージを見る者に感動を与えました。会場で感じた熱気は特別なものでした。受賞者の皆様、おめでとうございます。この貴重な経験は、参加した全員にとっての財産となったはずです。夢に向かうこれからのキャリアを応援したい気持ちが自然とわき上がりました。
横浜fカレッジ
https://yfc.iwasaki.ac.jp/
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