ほのぼのしたウサギのキャラクターがブランドアイコンになっているドメスティックブランドの「CUNE(キューン)」。派手な宣伝は打たないのに、やたらと売れるブランドとしても知られています。ビジネス的にガツガツしたところがなく、むしろ脱力気味ですらある「だらけマーケティング」は実はよく計算された戦略でもあるようです。今回、コラボレーションTシャツの発売が決まった、「初音ミク×CUNE」の企画にも、そのエッセンスが感じられます。
初音ミクと言えば、世界に知られた「バーチャル・シンガー」。その有名キャラクターとのコラボとなれば、前のめりになって当たり前のところですが、CUNEは逆。今回のコラボTシャツで、まともにミクの顔が判別できるデザインは1点もありません。背中を向けてうつむいていたり、不気味などくろフェイスだったりと、元気感もさわやかさもゼロ。ろくろ首のようにウサギちゃんに巻き付いている姿まであり、ミクをほとんどお化け扱い。一方のウサギちゃんも目が飛び出したり、焼き鳥っぽく串刺しにされたりと、割と気味の悪い変形を施されています。
続きはこちらに書きました。
http://www.apalog.com/riemiyata/archive/217
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