先日、試写で観てきた、
トム・フォードの初の映画監督作
「A SINGLE MAN(邦題「シングルマン」)」。
愛する人(男)を突然失った人生に、
日々、絶望の底を感じ、孤独に苦しむ主人公。
そして、今日を人生の最後の日にしようと
心の中で決意したとき、彼の周りで様々な出来事が起き始める。。。
ファッション界で大成功を収めたトムが感じていた
秘かな苦悩から生まれたストーリーだそう。
ミドルエイジ・クライシス(中年の危機)を経験し、
人生の中で何が大切なのかを気づいたのだと言います。
映像の色使いはさすがトム[E:shine]。
60年代当時のファッション、メイク、
インテリア、車などにかえってモダンさを感じます。
ファッションデザイナーらしい美意識を随所に感じさせます。
主人公ジョージ役のコリン・ハースの
愛する人との回想シーンや
気分が沈んでいるときは画面もモノクロで、
新しい出会いの時は夕焼けの色とともに明るくなったりと
気持ちを揺らす映像美に引き込まれます[E:diamond]。
10月2日から新宿バルトほかでロードショー
A SINGLE MAN(シングルマン)
http://singleman.gaga.ne.jp/