ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンが初共演した映画『アンモナイトの目覚め』が公開されます(2021年4月9日(金)TOHOシネマズ シャンテほかで全国順次公開)されます。実在の古生物学者、メアリー・アニング役をケイトが演じています。
『タイタニック』で知られ、『愛を読むひと』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト。繊細な演技はこの作品でも健在で、忘れられた先駆者の複雑な内面を映し出しています。
『つぐない』『ラブリーボーン』『グランド・ブダペスト・ホテル』『ブルックリン』『レディ・バード』などに出演したシアーシャは26歳の若さで既にアカデミー賞に4度もノミネートされた実力派。今回はケイトが演じた古生物学者に惹かれる、富豪の妻シャーロット役を演じています。
1840年代の英国・イングランドが舞台。「化石の街」と呼ばれるライム・レジスで、古生物学者のメアリー・アニングは様々な化石を掘り出していました。
メアリーの家を訪ねた、富裕な地質学者は妻のシャーロットを置いて、ヨーロッパの旅へ。メアリーは報酬目当てにシャーロットの世話を引き受けます。伏せりがちなシャーロットをうっとうしく思っていたメアリーですが、彼女の面倒をみるうち、互いに距離が縮まっていきます。
世間の理解を得ることが難しかった女性同士の恋愛や、男性優位の状況が続いた研究者の世界など、現代に通じるテーマが情感を込めて紡がれています。長編デビュー作『ゴッズ・オウン・カントリー』(2017年)で高い評価を受けたフランシス・リー監督が撮りました。
英国のクラシックな装いにも注目です。レディーライクな襟を生かした装いは今のトレンドでもあり、おしゃれのお手本としても参考にしたくなるポイントです。
ノスタルジックなムードを演技に寄り添わせています。立場や年齢の異なるメアリーとシャーロットそれぞれの装いがキャラクターや心理を印象づけていて、ストーリーの理解を助けてくれます。
『アンモナイトの目覚め』
https://gaga.ne.jp/ammonite/
公開表記: 2021年 4 月 9 日(金) T OHO シネマズ シャンテ他 全国順次ロードショー
配給: ギャガ
コピーライト: © 2020 The British Film Institute, British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited