ウェス・アンダーソン監督の映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が2022年1月28日(金)から公開されます(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)。突如急死した編集長の追悼号のため、個性豊かな記者たちによる選りすぐりのストーリーが描かれます。
最初に展開する物語ではオーウェン・ウィルソン演じる、自転車レポーターのエルブサン・サゼラックが登場し、トレードマークのベレー帽を被って自転車に乗りながら、
劇中の舞台であるフランスの架空の街アンニュイ・シュール・ブラゼを紹介する様子が描かれています。
第2話の「宣言書の改訂」では、ジャーナリスト魂を貫くルシンダ・クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)の友人の息子で、カリスマ性を放つ学生運動のリーダー、ゼフィレッリ・B(ティモシー・シャラメ)が大学と国を相手にし、大規模なストを扇動。気の強い会計係のジュリエット(リナ・クードリ)とも意見を対立させますが、ふたりの様子を見守っていたルシンダに「言い争いより愛し合うのよ」と助言され、ふたりは青春の激しさと甘さを謳歌します。
映画の最後に描かれる第3話「警察署長の食事室」のストーリーについて紹介するこの映像は、ジェフリー・ライト演じる食を愛する博識家の記者ローバック・ライトが、リーヴ・シュレイバー演じる司会者とともにトークショーに出演し、“千発パンチ”と名付けられた珍事件を語るカットから映し出されます。
警官としても優秀で、さらにはアンニュイ警察署長(マチュー・アマルリック)のお抱え天才シェフでもあるというネスカフィエ(スティーヴン・パーク)を取材するため、署長の食事室に招かれたローバック。しかし、魅惑の食事タイムは署長の一人息子が誘拐されたことで大騒動へと発展していきます。
ウェスらしい遊び心に富んだ演出のひとつとしてアニメーションもカットインするほか、次から次へと現れるキャラクターには、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ウィレム・デフォーといった名優たちがキャスティングされ、観客の想像を華麗に裏切る成り行きへ――。
ラストでは、編集長のアーサー(ビル・マーレイ)が、そんなローバックの記事原稿を読みながら「名シェフの話では?」と、ふと冷静になるなど、クスっと笑える仕上がり。複雑でありながらも、完璧に構成された4本の短く濃厚なストーリーが雑誌をめくるかのように飽きることなく展開されていくオムニバス構成の妙が味わえます。
細部に至るまで丁寧に作り込まれているので、1回見ただけでは飽き足らず、次は細部に目をこらしてチェックしたくなるのもウェス作品ならでは。公開が待ち遠しい、2022年の幕開けをハッピーな気持ちに誘う傑作です。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
2022年1月28日(金)、全国公開!
https://searchlightpictures.jp
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■コピーライト:©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
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