「PRADA(プラダ)」と「miumiu(ミュウミュウ)」は、映画監督のバズ・ラーマン氏、衣装デザイナーのキャサリン・マーティン氏と協働し、映画『エルヴィス』のメインキャラクターが着用する複数の衣装を手掛けたことを発表しました。
これらの衣装は特別にデザインされたもので、プラダとミュウミュウのアーカイブのアイテムを取り 入れています。 エルヴィス役にオースティン・バトラー、謎めいたマネージャーのトム・パーカー大佐役に オスカー俳優のトム・ハンクス、プリシラ役にはオリヴィア・デヨングを起用。エルヴィス・プレスリーの象徴的なスタイルと彼が生きた時代全体を讃えながら、彼の生き様と音楽を描きます。
マーティン氏は「プリシラ・プレスリーの美しさと アイコニックなスタイルは、現代のカルチャーに深く刻み込まれています。超一流の技術を持つアトリエを訪問し、プラダとミュウミュウのアーカイブに深く身を置きながら、私たちは、エルヴィスとプリシラが着用した衣装を、映画に登場するコスチュ ームへと形を変える旅をしました」と述べています。
エルヴィスとプリシラが着用した衣装の資料調査を手始めに、プラダとミュウミュウの膨大なアーカイブから、つながりや類似性を探りました。プリシラがラスベガスで夜に行われたオープニングコンサートの際に着用した、ビーズとフリンジをあしらったブロケードのパンツスーツはミュウミュウの品。ブラウンのスエードのジャケットに合わせてモヘアのセーターの上にまとったツイードのドレスはプラダが再製作しました。
プラダが手掛けたエルヴィスのプラムワインのキッドモヘアを用いたスーツをはじめ、多くの衣装が映画の登場人物の存在を引き立てます。ミウッチャ・プラダ氏、ラーマン監督、マーティン氏のコラボレーションは、 2013年の『華麗なるギャツビー』でも実現しています。
『エルヴィス』はワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズによって全世界に配給され、日本では2022年7月1日に公開される予定。ゴージャスな衣装も映画の見どころになりそうです。